【BG3】ソーサラー

2023年8月22日2024年8月21日

傑作CRPG【Baldur’s Gate 3（バルダーズゲート3）】のクラスについて。
ここではソーサラーについて解説。

特徴

呪文の専門家の後衛クラス。攻撃やCC（妨害呪文）が得意。
魔力点というリソースを用いて呪文修正で呪文の性能を変化／拡張することができる。例えば「呪文の射程を伸ばしたり」「呪文スロット1個消費で同じ魔法を同時に2回発動したり」とかなり便利に扱えるようになる。
言い換えると呪文スロットと魔力点の2つのリソースを管理する必要がでてくるのでけっこう複雑。

覚える呪文が8割方ウィザードと同じ。呪文修正能力という差はあるが、使用する呪文が大部分同じなのでほぼほぼ同じ役割をこなせる。ただし、呪文周りの仕様が大きく異なるので育成面ではかなり差を感じるはず。詳細については呪文解説のページ参照。
具体的にはソーサラーは呪文習得数が少ないので呪文に対するプレイヤーの理解が重要となる。「この呪文は強いから必須」「この呪文は微妙」みたいなプレイヤー視点での判断が必要になる。

リソース管理と呪文への理解が必要なので（ウィザードよりも）上級者向け。と言うか術師系クラスは全体的に初心者に優しくない。
ただし、ソーサラーの呪文はゲーム攻略をする上で欠かせないものが多いので、このクラスを使いこなせるかでかなり難易度が変わってくるだろう。上級者が使えば呪文修正の分だけウィザードよりも活躍できるようになるはず。

技能面では大部分のクラスと同じで得意とは言えないが、ソーサラーは魅力（CHA）が重要視されているので会話系の技能（説得・威圧・ペテン）を活かしやすいという特徴がある。このゲームは会話系技能の利用機会が多いので、その点ではソーサラーは技能に恵まれていると言える。

基本情報

• HP（ヒットダイス）：d6
  • 初期HP6+HP増加量4
• 得意セーヴ：CON、CHA
• 武器習熟：ダガー、クォータースタッフ、ライト・クロスボウ
• 防具習熟：（なし）
• 技能習熟：以下から2種類
  • 神秘学、宗教、看破、ペテン、威圧、説得

重要能力

レベルアップ表

Lv1：呪文発動能力

CHA修正値を用いて呪文を発動する能力を得る。
詳細は【ソーサラー呪文】参照。

• Lvアップ時に選択した呪文のみ呪文リストに登録される。
• 呪文リストはLvアップ時に下位のものを1つ入替可能。

Lv1：《サブクラス選択》

魔力の起源（サブクラス）を選択する。
《ドラゴンの血脈、荒ぶる魔法、嵐の魔法》から1つ選択。

詳細は《魔力の起源》参照。

Lv2：魔力点

呪文修正の発動に使用する魔力点を得る。
魔力点はレベル表のとおりに増加していく。
（初期値2、Lv毎に+1され、最大で12点まで伸びる。）
消費した魔力点は大休憩を行うことで全回復する。

呪文スロット生成

ボーナスアクションで発動。
魔力点を消費して、指定の呪文スロットを回復する。
呪文スロットと必要魔力点の関係は以下。

魔力点生成

ボーナスアクションで発動。
指定の呪文スロットを消費して、魔力点を回復する。
呪文スロットと魔力点の関係は以下。

Lv2：呪文修正能力

アクション＋呪文スロット＋魔力点を使用して強化された呪文を発動する能力。

以下から呪文修正を3つ選択して習得する。
呪文修正は呪文スロットと魔力点を使うことで発動できる。
（消費する魔力点は呪文修正の種類で変わってくる。）

• 特に記載のない限り、1つの呪文には1つの呪文修正しか使用できない。

■呪文敵味方識別
魔力点1消費。
この呪文に対し、味方は自動的にセーヴ判定を成功させる。
（セーヴに成功するだけでダメージを完全回避できるわけではない。）
■呪文射程延長
魔力点1消費。
呪文の射程距離が50%延長する。
射程1.5mの近接呪文は射程9mまで延長する。
■呪文持続時間延長
魔力点1消費。
呪文による状態、召喚、表面の持続時間を2倍にする。
■呪文二重化
魔力点を呪文Lv×1消費。初級呪文は1点消費。
1体のクリーチャーを目標とした呪文を2体に使用できるようになる。
（単体スペルを2連続で発動する。呪文枠は1回分の消費のみ。）
複数対象の呪文（魔法の矢等）には適用できない。

Lv3：呪文修正能力

追加で1つ呪文修正を習得する。
新しい修正能力が3つ追加されている。
（既存のものは前述参照。）

■呪文セーヴ妨害
魔力点3消費。
対象のセーヴ判定を不利扱いにする。
■呪文高速化
魔力点3消費。
通常アクションではなく、ボーナスアクションで呪文を発動できる。
■呪文発動秘匿
魔力点1消費。
沈黙状態でも呪文を発動できるようになる。

Lv4：【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv6：《サブクラス特徴》

サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《魔力の起源》参照。

Lv8：【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv10：呪文修正能力

追加で1つ呪文修正を習得する。
新しい修正能力はなし。既存のものは前述参照。

Lv11：《サブクラス特徴》

サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《魔力の起源》参照。

Lv12：【特技選択】

【BG3】特技参照。

ソーサラー呪文の習得Lvと回数

習得する呪文はソーサラーの呪文参照。

マルチクラスの評価

ソーサラーはフルキャスタークラス（呪文クラス）なので基本的にメインで育てたほうが活躍しやすい。
ただ低Lv帯でも有用な特徴が揃っているのでマルチの候補として使えなくはない。

まず前述のようにフルキャスターであるため、他呪文クラスとマルチしても呪文スロットが欠損しない（最大値の呪文スロットが確保できる）。特にシナジーが強いのがパラディンとの組み合わせで（どちらのクラスを重視するかで割合が変わってくるが）パラディン7／ソーサラー5やパラディン6／ソーサラー6みたいな組み合わせが優秀。

またソーサラーはCON習熟を持っているので、ベースクラスをソーサラーにすることでCON習熟＝呪文集中維持がしやすくなるという恩恵がある。サブクラスをドラゴンの血脈にすればソサLv1だけでもCON習熟、竜の祖先（Lv1呪文1つ）、竜の防御力（AC+3、HP+1）とかなりの恩恵を受けられる。
ソサ1／ウィザード11、ソサ1／クレリック11のような呪文発動能力が異なる術師クラスとのマルチも上記恩恵を考えると十分にありと言える。もちろんソサ1／バード11みたいなCHA発動同士も強い。

ソーサラーLv5まで上げてしまえば「二重化呪文修正＋加速」と言うゲーム内屈指のバフ能力が使用可能になる。前述のようにCON習熟を得ていれば加速を維持しやすいのも〇。

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