目次

概要

今作では時代の概念によって、年代によって様々なモノの値段・価格が違う
例えば資材工場Aも、時代によって2億円で建てられるときもあれば、10億円以上かかるときもある。
運賃も1955年では13円/㎞だったのが、2000年には81円に大きく上昇する。
当然ながらこれらの物価によって固定資産税や減価償却費が変化したり、収入にも変化をもたらしたりすると思われるため、
おおまかにでも把握をしておくことが、堅実な経営の一つの手段となるだろう。

物価変動

物価が変動する年代は決まっている。変動する年の4月1日、つまり年度が替わると変動する。
年代ごとの変動率は下記の通り。だいたい現実の日本の物価上昇率と同じくらいに思われる。
(各数値はすべて対前年比。小数第二位以下四捨五入。)

表をご覧いただくとわかるように、
1960~70年代にかけて急激に物価が上昇し、1990年代に入ると急速に上昇率が鈍化し、2000年代では下落傾向が続く。
最終的に2010年以降は1992年時点とほぼ同じ物価水準になる。
なお2011~15年まで変動がないことを確認しているが、その先の年代については未検証。
2009年まではゲーム時間を進めていくと下の表で固定で物価変動するが、2010年以降はランダムで物価変動が起きるようになる(ゲーム開始年として設定して始めた場合は2010~2015年は基準価格495となる)。表に記載しているのはコンストラクションで調べたもの。

1955~56年変動なし1957年+5.9%1958~59年変動なし
1960年+5.6%1961年+5.3%1962年+5%1963年+9.5%1964年+4.3%1965年+4.2%1966年+4%1967年+3.8%1968年+7.4%1969年+6.9%
1970年+6.5%1971年+6.1%1972年+2.9%1973年+13.9%1974年+24.4%1975年+11.8%1976年+8.8%1977年+8.1%1978年+4.5%1979年+2.9%
1980年+8.3%1981年+5.1%1982年+2.4%1983年+2.4%1984年+2.3%1985年+2.3%1986~88年変動なし1989年+2.2%
1990年+3.3%1991年+3.2%1992年+2%1993年+1%1994年+1%1995年-1%1996年変動なし1997年+2%1998年+1%1999年-1%
2000年-1%2001年-1%2002年-1%2003~07年変動なし2008年+1%2009年-1%
2010年-1%2011年~変動なし(恒久的?)

建物・車両価格

上記変動率に応じて価格が変化する。
後述するように価格の比率はすべての時代で一定であるので、価格が上昇したからといって、
例えば鉄工所の建物価格は資材工場Aのそれを上回ることはない。

運営費

変動率に対応して上昇していくが、元の金額が小さすぎると上昇しない場合が多い。
(おそらく1000円未満が切り捨てのため)
例えば雑居ビルAは1962年で5万円/日だが、1965年になるまで6万円/日にならない。
   似た例として、路面電車の運賃が8円なら、接客設備を上げようとしても8円のままの場合がある。(追加で上がる時も8円のままだったりするので注意)
目安としては、ビル系子会社や一部の大型子会社、工場系などはその時の建物価格の0.1%になることが多い。
住宅系子会社は建物価格の0.05%が見える。
そのほかの子会社については金額も小さすぎたり、同じような価格帯の子会社間でもバラバラなので法則性を見つけるに足りる要素がない。

運行費・運賃

上記の変動率からはややズレがあるが、ほぼ同じ割合で上昇していく。
後述する基準価格は適用できないが、一定の法則は存在する。
運賃はゲーム開始の年として設定された場合は自動で適正価格になっているが、
ゲーム時間を進めて年月が経過した場合は自動では変わらないため、事業プランの運賃値上げ・値下げで調整する必要がある。

プラン

基本的に物価の基本値に会社規模や従業員数など様々な要素が加味されて設定されている様子。
地下鉄道・道路・資源、車両保管庫のプランに関しては物価に比例して変動していくため比率としては固定。
他、福利厚生・営業活動関係のプランに関しては物価基準及びブランド力や社員状況、または従業員数によって価格が変動していく。

証券・資源

株式については物価の影響はほとんど見られない。マップコンストラクションでも、新しくシナリオを作る度に株価は大きく変動している。
資源についても、あまり影響はない。物価水準の上昇に伴い上昇傾向にはあるが、こちらもシナリオを作る度に変動するため一概に基準通りに上昇しているとは言えない。

基準価格

様々な年代の建物や構築物の価格の裏には、最大公約数的な基準があり、それは年代が変わっても固定である。
例えば資材工場Aはどの時代でも常に公園Aの100倍の価格である。
ゆえにここから各時代にあるゲーム上の基準の物価というものを探し出した。
これが様々な物価(価格)の基準になる指標となるので、「基準価格」と呼ぶことにする。

各年代の基準物価は以下の通り。(単位:万円)

1955~56年851957~59年90
1960年951961年1001962年1051963年1151964年1201965年1251966年1301967年1351968年1451969年155
1970年1651971年1751972年1801973年2051974年2551975年2851976年3101977年3351978年3501979年360
1980年3901981年4101982年4201983年4301984年4401985~88年4501989年460
1990年4751991年4901992年5001993年5051994年5101995~96年5051997年5151998年5201999年515
2000年5102001年5052002~07年5002008年5052009年500
2010年~15年4952016年4802017年5102018年4902019年455

基準価格を基にした価格(比率)

様々な建物・構築物等の価格は各時代で共通した固定の比率があり、これと基準価格を乗じることでその時代の価格を求めることができる。
例えば1980年の基準価格は390万円であり、このとき資材工場Aは7億8000万円であるし、2000年における空港は816億円である。
逆にタワーAの価格が1億7100万円であるとき、比率価格で割ると基準価格が95万円であるとわかるので、1960年時点での価格であることが判明する。
こうした比率からは、例えば建物同士の価格比率がわかる。例えばマンションFの価格は雑居ビルAの2棟分、ということになる。
(なおここでは運営費・運行費・運賃は除外する。また優待特典はここから5%引けばよい)

建物価格

工業商業娯楽住宅公共その他
紡績工場24コンビニ10雑居ビルA48スポーツ施設30マンションA40神社160伐採所44
鉄工所44ガソリンスタンドA12雑居ビルB56テニス場16マンションB44教会120物流センター800
製鉄所240ガソリンスタンドB24雑居ビルC90ボウリング場36マンションC76寺院2401000
家具工場32スーパーA16雑居ビルD52プール68マンションD300地蔵堂80空港16000
資材工場A200スーパーB30雑居ビルE96マリーナ8マンションE200公園A2
資材工場B400ドラッグストア28雑居ビルF88スキー場112マンションF96公園B6
資材工場C800書店30雑居ビルG72ゴルフ練習場36マンションG280公園C12
製材所160スポーツショップ36雑居ビルH76ミニゴルフ場72マンションH360公園D16
製油所A1600衣料品店24雑居ビルI68映画館A24マンションI240グラウンド24
製油所B2400ホームセンター30雑居ビルJ40映画館B90高層マンションA520並木道A1
火力発電所16000電器店38雑居ビルK48劇場248高層マンションB400並木道B1
風力発電所100自動車用品店28雑居ビルL72歌舞伎劇場936高層マンションC960街路樹A1
水力発電所200デパートA44雑居ビルM88スタジアムA4440高層マンションD1080街路樹B1
油井200デパートB82雑居ビルN96スタジアムB5760超高層マンションA2000灯台16
炭鉱200デパートC240雑居ビルO80ゲームセンター44超高層マンションB2400
--デパートD168雑居ビルP92遊園地A204超高層マンションC1600
--デパートE330中層ビルA200遊園地B688超高層マンションD1840
--デパートF376中層ビルB360水族館504
--スーパー銭湯24中層ビルC520植物園128
--別荘A5中層ビルD280レジャー牧場48
--別荘B5中層ビルE240キャンプ場16.4
--ペンションA8中層ビルF320科学館940
--ペンションB8中層ビルG400展示場1680
--温泉宿A16中層ビルH360タワーA180
--温泉宿B164中層ビルI440タワーB3600
--ホテルA76中層ビルJ560
--ホテルB254中層ビルK520
--ホテルC364中層ビルL480
--ホテルD492高層ビルA1100
--弁当屋10高層ビルB1200
--バーガーショップ10高層ビルC1300
--ファミレス12高層ビルD1000
--料亭14高層ビルE1400
----高層ビルF1500
----高層ビルG1700
----高層ビルH1600
----高層ビルI1800
----超高層ビルA3600
----超高層ビルB3200
----超高層ビルC4000
----超高層ビルD4800
----駐輪場A1.6
----駐輪場B1.6
----駐車場A0.8
----駐車場B32
----タワー駐車場24

駅・停留所(建物価格)

簡易バス停や電停に関しては金額が小さすぎるため、厳密にこの価格比率にならない場合があることを留意してほしい。
バス停やトラック駐車場は1台分の場合である。なお高架や地下が何階でも建物価格自体は変わらない。

鉄道道路
ターミナル駅A100貨物駅A40仮乗降場8簡易バス停0.04
ターミナル駅B200貨物駅B60信号場6簡易バス停両側0.08
地上駅A40--車庫A16バス停留所1
地上駅B120--車庫B20トラック駐車場1
地上駅C60--車庫C24車庫A4
地上駅D140----車庫B4
橋上駅A80----地下バス停留所20
橋上駅B120----地下トラック駐車場20
橋上駅C160----電停
高架駅300----電停0.3
駅ビルA360------
駅ビルB400------
駅ビルC1000------
地下駅A200------
地下駅B240------
地下駅C280------

構築物

価格は1マスあたり。路面軌道は2マスあたり。勾配は4マスあたり。資源貯蔵場は1個あたり。
2車線道路は道路の単純に2倍のため割愛します。

線路道路路面資源貯蔵場
線路(地面)2砂利道(地面)0.4路面軌道2.4資材置場(地面)0.4
勾配(1~2)12道路(地面)1--資材置場(B1)4
勾配(2~3)84勾配(1~2)36--資材置場(B2)4.8
勾配(3~4)112勾配(2~3)228--資材置場(B3)5.6
勾配(4~5)140勾配(3~4)304--資材置場(B4)6.4
勾配(5~6)168勾配(4~5)380--農業倉庫4
勾配(1~B1)120勾配(5~6)456--水産倉庫7.2
勾配(B1~B2)144勾配(1~B1)360--木材置場0.4
勾配(B2~B3)168勾配(B1~B2)432--石油タンク24
勾配(B3~B4)192勾配(B2~B3)504--石炭サイロ17.6
高架線路(2F)12勾配(B3~B4)576----
高架線路(3F)16高架道路(2F)6----
高架線路(4F)20高架道路(3F)8----
高架線路(5F)24高架道路(4F)10----
高架線路(6F)28高架道路(5F)12----
地下線路(B1)20高架道路(6F)14----
地下線路(B2)24地下道路(B1)10----
地下線路(B3)28地下道路(B2)12----
地下線路(B4)32地下道路(B3)14----
--地下道路(B4)16----
--交差(片側)43----
--交差(両側)85----
(飾)架線柱0.06(飾)街灯0.04----
(飾)鉄道保護柵0.2(飾)ガードレール0.2----
(飾)橋脚6(飾)橋脚6----
隣町接続(地上)160隣町接続(地上)50----
隣町接続(2F)966隣町接続(2F)306----
隣町接続(B1)1600隣町接続(B1)500----
地下駅(ホーム)(B2)120------

【備考】

車両価格

車両価格はあくまでも予価であり、開発の度合または成功・失敗によって変動することに留意されたい。

旅客列車貨物列車路面電車バス・トラック
初期型旅客列車62蒸気機関車40貨車(1両)初期型路面電車8.8ボンネットバス4.4
特急形旅客列車196初期型電気機関車56資材貨車4改良型路面電車10リアエンジンバス4.8
通勤形旅客列車70ディーゼル機関車64農産コンテナ6高性能路面電車11.2二階建てバス14.4
近郊形旅客列車76改良型電気機関車52水産コンテナ6--ノンステップバス5.6
改良型特急列車224高速電気機関車60木材貨車4--ボンネットトラック1.6
一般形旅客列車112--石油タンク8--キャブオーバートラック1.2
高性能特急列車252--石炭コンテナ6--セミトラクタ2.4
改良一般形列車92.4--客車12----

【備考】

プラン

地下鉄道技術800
地下道路技術600
地下資源調査400
車両保管庫拡張200
株式公開4
社員旅行(社員1人当たり)0.08
福利厚生(社員1人当たり)0.04
特別ボーナス(社員1人当たり)0.2
新幹線誘致20000

備考

上記の物価の変動をグラフにしてまとめてみた。把握のための参考にしていただければ幸いである。
※大きい画像注意

物価グラフ

再備考 (物価指数)

これが正解(勉強小僧風)

西暦物価指数
195517%
195617%
195717%
195818%
195918%
196019%
196119%
196220%
196321%
196423%
196524%
196625%
196726%
196827%
196929%
197031%
197133%
197235%
197336%
197441%
197551%
197657%
197762%
197867%
197970%
198072%
198178%
198282%
198384%
198486%
198588%
198688%
198788%
198888%
198990%
199092%
199195%
199298%
1993100%
1994101%
1995102%
1996101%
1997101%
1998103%
1999104%
2000103%
2001102%
2002101%
2003100%
2004100%
2005100%
2006100%
2007100%
2008100%
2009101%
2010100%
201199%
201299%
201399%

(2014年以降はランダム変化、2005年を基準とする)


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