目次 †
概要 †
従来からの資材(通称豆腐)だけではなく、農業・水産・木材・石油・石炭の5種類が追加された。
これらの6種の資源は特定の施設で産出され、特定の施設で消費される。この仲介を行うことで「資源関連売上」を得ることが可能。
資源の生産拠点が増えると都市内仕入れ・販売額がともに下落するが、消費拠点にはさほど影響されないようである。
生産・消費について †
資源を生産する子会社・他社子会社(以下、生産地)の近くに、対応する資源の貯蔵場を設置すると、
毎日決まった時間に生産地側の貯蔵場に資源が貯蔵される。
- この時の取引額は、都市内仕入れの額×資源の数。
- 自社生産だと売上にもなるが、生産原価として85%の費用が発生するので1.5割引き程度。
資源を消費する子会社や・他社子会社や建設現場(以下、消費地)の近くに、対応する資源の貯蔵場を設置し、
貯蔵場に資源が貯蔵されていると、毎日決まった時間に資源が消費される。
- この時の取引額は、都市内販売の額×資源の数。
- 自社消費の場合、それが子会社の費用、その115%が売上になり、利益は15%以上増える。
消費地の近くの貯蔵場に資源を貯蔵するには、貨物列車やトラックで資材を輸送すればよい。
- 資源の生産地と消費地が近くにあるときは貯蔵場を一つにまとめることも出来る。
この場合は貨物列車/トラックによる輸送は不要。
- 資源は貯蔵場からしか消費されない。
例え生産地と消費地が近くにあっても資源のやり取りは行われないので注意すること。
(必ず貯蔵場を1つ以上設置する必要がある)
- 生産地への資源の供給は毎日午前10時頃(生産地から貯蔵場まで距離があると多少遅れる様子)
- 貯蔵場からの消費は毎日午前10時頃。ただし建設現場の資材消費は午前10時20分。
資源の生産と消費の範囲は以下のとおり
- 資源は生産地から10マス以内の貯蔵場に貯蔵される。
- 資源の消費も消費地から10マス以内の貯蔵場にあるものから消費される。
- 生産エリアと消費エリアが重なった場所を表す水色のエリアに貯蔵場を建設すると、
生産された資源が輸送無しで消費エリアで消費される。
- ちなみに、輸送(旅客駅・貨物駅・トラック駐車場)範囲内は透明、
上記のいずれにも該当しない場合は黄で表示される
隣町・海外 †
隣町と線路・道路が接続されていると、その隣町と資源の取引が可能になる。
子会社の港を建設されていると、海外と資源の取引が可能になる。
隣町の価格は需要と供給のバランスで変動する。
- 隣町に大量に販売すると売価が下落する。
- 隣町から大量に購入すると売価が高騰する。
売価の変動のしやすさは資源の種類及び隣接する都市の規模によって異なる。
- 「小都市」だと変動しやすく、「大都市」だと変動しにくい。
海外価格は為替の影響に左右されており、古い年代のシナリオだとかなり高価格(販売に有利で購入には不適)となっている。
時代が進むにつれこの価格は隣街のそれと大差なくなってくる。
港への大量輸出で利益を得ているなら、時々価格をチェックしておいた方がよい。
- 隣街(及び海外)の価格、隣街の規模などは「レポートメニュー→取引価格表」で確認できる。
隣街の価格が都市内仕入れの額よりも安い場合は「隣街から購入し、都市内で消費させる」ことでより大きな利益が得られる。
相場をこまめに見て柔軟な対応を心がけるようにしよう。
- 隣街から購入する際は証券メニューで「東西京鉄道(貨物列車)」「鳥猫運送(トラック)」の株主優待を受けると、さらに購入価格を抑えることが出来る。
- 海外から購入する際には「大江戸海運」の株主優待を受けると、さらに購入価格を抑えることが出来る。
- 隣町との取引でどれだけ価格変動するかの考察は資源の価格変動考察を参照。
1日毎、各資源毎に、小都市なら20個以上、中都市なら40個以上、大都市なら60個以上、取引すると価格変動する。
資源価格が暴騰、暴落しないように、各資源の取引は上記個数未満に抑えたい。
貯蔵資源取得額平均 †
都市内の貯蔵場にある資源の取得額の平均。
貯蔵場にある資源は、都市内仕入れの額で購入してそのまま貯蔵されているものもあれば、
購入してから輸送コストをかけて別の場所に輸送されたもの、隣町や海外から輸送されてきたものなど様々である。
取得にかかった額は一つ一つ異なるが、それらの平均額で会計をしている。
- 都市内に他に資材がない時に、資材工場から資材が3個貯蔵される。
- この時の都市内仕入れが210万円だと、この時点での貯蔵資源取得平均額は210万円となる。
- ここで、貨物列車で1個積み別の貯蔵場に降ろした時の鉄道売上が240万円だったとする(輸送コスト30万円)。
- この時点での貯蔵資源取得額平均は(210万円×2個+240万円×1個)÷3個=220万円。
- この後、都市内販売が260万円の時に資材が1個消費されると、利益は260万円-220万円=40万円と計算される。
(運ばれたものと運ばれなかったもののどちらであっても)
貨物列車やトラックが貯蔵場が満杯で資源を降ろせず、載せたまま運行していると、載せている間の輸送コストが上乗せされてしまう。
また当然ながら、輸送路線が長くなったりするとその分の輸送コストが上乗せされる。尚これは資源置場(都市内)に降ろした時のみの仕様。
自都市内の資源の消費と供給の程度を常に注意し、無駄な輸送がないか、資源の供給路線が長すぎないか、といったチェックが必要となる。
資源関連利益の仕組み †
(都市内販売-貯蔵資源取得額平均)+(海外価格-貯蔵資源取得額平均)が資源関連利益となる。
隣町に売却した場合は、(隣町価格-貯蔵資源取得額平均-輸送コスト)の利益が得られるが、
これは資材置場を介した取引ではないため鉄道または道路運送の利益に計算される。
つまり隣町への売却で資源関連利益を稼ぐことはできないので注意。
都市内仕入れ相場 †
都市内仕入れ相場は、その資源の都市内の一日の生産量で変動する。(資源の在庫の量ではない)
例として、工場を建てて豆腐を大量生産すると豆腐の都市内仕入れ相場が下がる。
工場や伐採所を建てまくって、都市内仕入れ相場下がる→隣町輸出ウマー。
ただし資源の大量生産は豆腐は簡単だが、それ以外は自分で建設できなかったり、資源に限りがあるため一時的にしかできない。
また、生産した資源は消費しないと在庫が溜まるだけなので、都市内消費か輸出の必要がある。どちらも消費量に限界があるので、そこでバランス調整されている。
資源簡易表 †
- 資源の価格はマップごとに大きく変動する。
- 産出量は稼働率100%の数値、マップの需要や周辺の環境によって稼働率は変化する。
名称 | 産出施設 | 産出量(日) | 産出変動 | 消費施設 | 備考 |
資材 | 資材工場A/B/C | 4/8.3/16.6 | 安定 | 小 特 | ホームセンター 建設現場 | 建設現場により消費量は異なる |
農産 | 農業組合所 | 10 | 不定 | 小 並 大 | スーパー、レジャー牧場 物流センター 卸売市場 | 産出量は季節依存(秋>夏≧春>>冬) 9,10月>8月>6,7月>5月>3,4月>11,2月>12,1月 要農業物件(周囲10マス) |
水産 | 漁港 | 10 | 安定 | 小 並 大 | スーパー、水族館 物流センター 卸売市場 | 港との相性は悪い 交通機関からの好影響が大きい 海が必要 |
木材 | 伐採所 | 4 | 極端 | 並 | 製材所 | 要森林 |
石油 | 油井 | 10 | 極端 | 並 大 | 製油所A 製油所B | 要地下資源(油田) |
石炭 | 炭鉱 | 10 | 極端 | 並 大 | 製鉄所 火力発電所 | 要地下資源(鉱脈) |
施設稼働率 †
相乗効果に移動
個別寸評 †
資材 †
- シリーズ恒例我らが豆腐。需要が高いのか少々の輸出量では価格が変動しない。
- 建設可能年代の関係で資材工場BやCは開始年代の早いシナリオでは建てられない。
- 都市が発展している内は安定した収入源だが、発展が終わると消費による収入は殆ど無くなる。
農産 †
- 季節によって産出量が大きく変動するので安定供給するには工夫がいる。
- マップの初期配置以外の生産施設はランダムで作成される。
- 周囲が都市化し、畑や果樹園等が減少すると農業組合所がNPCにより取り壊される場合がある。
- 生産量が時期によって増減するものの、木材や石炭石油のように枯渇しない。
その為、水産に次いで安定した収入を得られる。
水産 †
- 農産とほぼ同じ
- 季節に影響されないが、工業は言わずもがな港をはじめ貨物設備からも悪影響を受ける
- NPCによる建設は海のそばにのみ。湖や小川のそばには建設されないため、海が存在しないマップでは建設されることがない。
- 場所さえ悪くなければ毎日水産10個を生産する漁港は優秀な収入源。
物流センターやスーパーを建てて消費していこう。
木材 †
- 伐採所でのみ産出できる。伐採は建物南西部を中心として時計回りに進んでいく。
- 伐採所の周辺10マスに木がないと産出量は0となる、概ね1年半-2年程度で木を切り倒しつくす。
- 木を切り倒す際は
『周囲10マスの範囲内で、近いマスから順に2日毎にそのマスの森の成長度を一つ下げる』
というメカニズムで伐採が行われる。
森の成長度は、平坦な場合最大4・斜面の場合最大2。
伐採所の周囲全てが最大成長した森で覆われていた場合、
伐採し尽くすまでにかかる期間は(22×22-2×2)×4×2=3840日である。
どんなに長くても10年と7カ月程度の寿命。
- 上記の通り時限式の資源産出施設として考えた方が良さそう。
- 伐採所は必要人員2人と少なく、建築価格も安い。
とりあえず拡張予定地に建てておけば草原になるので発展が早くなる。
製材所とセットで建てれば、序盤の収入源になる。
- 消費施設が2個しか消費しない製材所しかなく、都市内で大量消費することが難しい。
製材所は高価な会社でなく、会社が発展すると収益が見劣りするようになる。
製材所は1990年以降建設できなくなる。それ以降で木材で収入を得るなら輸出するしかない。
石油・石炭 †
- 要地下資源調査。こちらは30日毎に採掘を行う、1マスあたり埋蔵量4。
- 1マス3ヵ月程度で消費、前作A列車で行こうDSの鉱床とほぼ同じペース。
- 施設収入はたかが知れているのでうまく売りさばこう。
- 直下4マス+隣接12マス(油井/炭鉱を中心とした4×4マス)から採油可能。
- 油井/炭鉱同士が周囲5マス以内にあると稼働率低下。近ければ近いほど影響は大きい。
- 貨物駅・トラック駐車場・道路・石油タンク/石炭サイロが近くにあると稼働率上昇。
特に貨物駅の効果が大きい。
うまく配置すれば2マス空け程度で集中配置しても稼働率100%を保つことができる。
- 製鉄所のほうが安くて消費量が多いので製鉄所を建てられる年代なら石炭のほうが扱いやすい。
1990年代以降は高額な火力発電所しか石炭を消費する施設がないので石油のほうが扱いやすい。
備考 †
資源貯蔵場 †
資材置場のみ地下に設置が可能で、他の農産、水産、木材、石油、石炭の貯蔵場は地下に設置できない。
全ての資源貯蔵場は経年変化しない。
- 分類としては工業系に属する模様
- 資材置場を資材工場の近くに設置した場合、その資材工場に好影響があるが、
農業倉庫を農業組合の近くに設置した場合、生産量に悪影響が出る。
農産・水産・石油・石炭の倉庫は2×2マスあるので、資材・木材の貯蔵場よりも供給範囲が1マス分多い。
貯蔵量はそれぞれ
- 資材・木材置場は1マスあたり12個
- 農産・水産倉庫は設置に4マス必要で48個
- 石油タンク・石炭サイロも設置に4マス必要で56個
なお、貯蔵に応じて細かなギミックがある。
- 石油タンクは浮き屋根になっており、貯蔵量に応じて屋根の高さが変化する
- 農業・水産倉庫、石炭サイロは、空の場合は入口が開き、1つでも貯蔵していれば閉まっている
新規の農業組合・漁港 †
他の公共施設同様にNPC(他社)がランダムで建設する。
シナリオ中に有利な立地に建設されると非常に助かることもある。
建てる数(上限)は決まっている模様。
ある程度の候補地も決まっているようで、何度新規で始めても同じ場所に建てることも。