実車再現のコツ
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*目次 [#le5bb1ac] #contentsx *概要 [#ufbbe289] A3Dの世界でも、「実車に近い車両を走らせたい!」と言う人も多いハズ。けれど、なかなか塗装が上手くいかない・・・と言う人も多いのでは?ここでは、知っていると再現度が格段に高まるコツを掲載いたしましょう。 *塗り分けパターン・車種の選定 [#rc6ebdbb] A3Dは、3DSという携帯ゲーム機の特性上、リアルなグラフィックを捨て、そのかわりに会社経営ゲームとしてのおもしろさが充実されています。 当然、実在する車両は一種類も収録されていませんが、どれもなんとなーく、実在車両をモデルとしたような概観をしています。それで実在車両を再現してみようという話になるのですが、問題なのは車種数。 現実には何百何千を超える見た目の車種が存在しますが、A3Dに収録されている鉄道車両は、わずか16車種。 見た目のパターンも16種類しか無いということです。 なので、実在車両を再現するには、車種の選定が非常に重要になってきます。 まず、###外観、窓の形や前面(or側面)デザインが似ている車両###を探しますが、近い外観なのに再現したい車両の塗装パターンが無い、ということもあります。その場合、別の車両で似た塗装パターンが無いかを探してみましょう。 外観も塗り分けも近いものがない、という場合でも、@@塗り分けや車両を適当に選んで色を精密に再現できれば、ある程度雰囲気がでます。@@ *RGB値が分かる場合 [#j833be96] @@@塗色のRGB値が分かっている車両の再現は、かなり簡単に出来ます。@@@ 国鉄色は、大半のRGB比が判明しているので再現度も高くなります。 **RGB値とは? [#b8ea4712] 液晶ディスプレイなどでは、Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の三つの原色を組み合わせて色を作ります。 混ぜ合わせるそれぞれの原色の量は数値であらわすことができ、同じ数値の組み合わせを使えば全く同じ色を作れます。 つまり、'''塗色のRGB値が分かっていれば、それを入力すればA3Dでも全く同じ色が作れる'''ということです。 **A3DでRGB値を使用するために [#m3bab3d4] RGB値の表し方にはいろいろな方法があり、A3Dでは色の量を、0%~100%の百分率で記録しています。 しかし、RGB値は、多くの場合、''0~255までの数字''で表されています。 そのため、ネットや本などでRGB値を探し出しても、その数値をそのままA3Dで使えるケースは少ないです。ほとんどの場合、@@@百分率へ数字を変換する@@@作業が必要となってきます。 **例 [#ca2138ac] 例として、かつては中央快速線などで見られ、現在は大阪環状線で見られるオレンジバーミリオンの国鉄103系電車を再現してみましょう。 まず、オレンジバーミリオンのRGB比を調べます。その際には、[[国鉄色-Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E8%89%B2]]や[[国鉄制定の塗装色 レールカラー>https://www.colordic.org/r]]など、RGB値をまとめたサイトが便利です。 オレンジバーミリオンは、@@[193.101.067]@@というRGB値だという事が分かりました。それでは、この数値をA3Dで使えるように変換します。 この[193.101.067]というRGB値は、0~255までの数字で表されたものです。前述の通り、よく使われるRGB値の表し方です。この方法で表されたRGB値を、@@@[2.55]で割ってみましょう@@@。そうすると、A3Dで使える百分率の数値になります。 小数点以下は、切り上げても切り捨てても色には大差ありません。とことんこだわりたい場合は色を見比べて修正してもいいですが、適当でも問題ありません。 小数点以下を適当に処理したところ、@@[76.40.26]@@という数字が出ました。これが、A3Dで使える「オレンジバーミリオン」のRGB値です。 あとは、この数値の通りに色を調整すればOKです。 赤を76、緑を40、青を26に設定してみてください。オレンジバーミリオンが再現できるはずです。 &ref(103OB.JPG,nolink); *RGB値が分からない場合 [#s7df6d4c] RGB値は、言わば色のレシピです。レシピと同じ数値を入力すれば、全く同じ色を作れます。 では、RGB値が分からないときはどうでしょう?レシピが無いので、精密に再現するのは不可能に近いです。それをご理解の上でお読みください。 **画像編集ソフト等からRGB比を割り出す [#ufd77946] 写真を横目に色を再現しようとしても、なかなか上手くいかない人、高みを目指したい人への救済策。 @@@画像編集ソフトで、RGB比を割り出す事も出来ます。@@@ これを使って、国鉄205系電車の埼京線を再現してみましょう。 埼京線の帯色は緑15号。「あれ、国鉄色のRGB比は分かるんじゃ・・・」と思う方もいるでしょうが、国鉄末期に採用された国鉄色は正確なRGB比が分からない色も多いのです。代表的な色では京葉線のラインカラーの赤14号、JR九州に所属する415系鋼製車の帯色、青23号など。 ***RGB値を測定する画像を選ぶ [#u5be22d1] まず、色の見本を探しましょう。@@色見本帳@@のようなものがあるといいのですが、無い場合は写真に頼ることになります。 この「色見本写真」を選ぶ際にも、いくつか##注意##しましょう。 -暗いところで撮影した写真は避ける -明るすぎる写真は避ける -フラッシュを使用した写真は避ける -逆光の下で撮った写真は避ける -フィルム写真はなるべく避ける 色は光です。カメラは、光を集めて絵を作っているのです。 なので、暗いところで撮ると、少ない光を集めなければいけなくなります。このため、周りにある電球などの色が混じってしまい、###色調がおかしくなります###。暗いところで撮影した写真は、たとえ明るく写っていても使わないようにしましょう。 また、撮影ミスなどで、明るく写りすぎる写真になることもあります。明るいところの周辺が真っ白になっているような写真です。このような写真も色調が狂っています。 フラッシュも同様です。フラッシュの光により色がおかしく写ります。 逆光の写真もやはり色調が狂います。 できれば、曇りの日の昼間の順光の写真があればそれが一番です。 ***実際に測定する [#t0adb203] 測定用の画像が用意できたら、画像編集ソフトを起動させ、測定したい画像を開きます。そのソフトで、@@RGB比を表示させるツール@@(マテリアル)があると思うので表示させて下さい(無かったらこの手法は使えません)。 カーソルを計測したい色の上に行くと、RGB比が計測できますが、ほんの少しでもずらすと数値が変わってしまいます。だいたい±10程度なので、@@@中間辺りの数値@@@を計測します。 例)緑15号[004.153.111] ステンレス[187.183.184] これを、前述の通り2.55で割ります。 例)緑15号[002.060.043] ステンレス[073.072.072] &ref(205SK.JPG); ***windowsペイントを使って調べる方法 [#db22cbbc] windowsに標準搭載されているペイントツールでも割り出せます。 @@@スポイトツール@@@を使用して、色が明るすぎず暗すぎない辺りをクリックします。その後@@@「色の編集」@@@を開くとRGB値を割り出せます。 **目視で調整する [#n8d29ee6] ***色の見本となる写真を探す [#x56e84ae] 画像の選び方は前述の通りです。 自分で再現したい車両の画像を持っていない場合はインターネットから拾うのも手。 &ref(20529.JPG); ***色を再現する [#q9c5b7a8] いい写真が見つかったら、それを3DSの横に置きましょう。###明るすぎず暗すぎない部屋###で、その写真の色になるべく近くなるよう、色をいじってみましょう。 この時、色が似ているかどうかの@@判別はなるべく短時間に、パッと見で済ませましょう@@。じっくり見つめると、目に色の残像が出て、正しい色調を再現しにくくなります。 ***目視での色の再現のコツ [#n6b0fa1e] Miiverseなどの投稿写真を見ていると、'''見た目で色を再現した車両の色は、どれも実物より明るめになっている'''のが分かります。 実車の色に近づけるには、%%%少し暗めの色にする%%%よう意識してみましょう。 また、色の利用、加え方について、知識があるとだいぶ作業がしやすくなります。 (加筆中) //*備考 [#sagyo] //制作、編集中です。完成までしばらくお待ち下さい。
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*目次 [#le5bb1ac] #contentsx *概要 [#ufbbe289] A3Dの世界でも、「実車に近い車両を走らせたい!」と言う人も多いハズ。けれど、なかなか塗装が上手くいかない・・・と言う人も多いのでは?ここでは、知っていると再現度が格段に高まるコツを掲載いたしましょう。 *塗り分けパターン・車種の選定 [#rc6ebdbb] A3Dは、3DSという携帯ゲーム機の特性上、リアルなグラフィックを捨て、そのかわりに会社経営ゲームとしてのおもしろさが充実されています。 当然、実在する車両は一種類も収録されていませんが、どれもなんとなーく、実在車両をモデルとしたような概観をしています。それで実在車両を再現してみようという話になるのですが、問題なのは車種数。 現実には何百何千を超える見た目の車種が存在しますが、A3Dに収録されている鉄道車両は、わずか16車種。 見た目のパターンも16種類しか無いということです。 なので、実在車両を再現するには、車種の選定が非常に重要になってきます。 まず、###外観、窓の形や前面(or側面)デザインが似ている車両###を探しますが、近い外観なのに再現したい車両の塗装パターンが無い、ということもあります。その場合、別の車両で似た塗装パターンが無いかを探してみましょう。 外観も塗り分けも近いものがない、という場合でも、@@塗り分けや車両を適当に選んで色を精密に再現できれば、ある程度雰囲気がでます。@@ *RGB値が分かる場合 [#j833be96] @@@塗色のRGB値が分かっている車両の再現は、かなり簡単に出来ます。@@@ 国鉄色は、大半のRGB比が判明しているので再現度も高くなります。 **RGB値とは? [#b8ea4712] 液晶ディスプレイなどでは、Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の三つの原色を組み合わせて色を作ります。 混ぜ合わせるそれぞれの原色の量は数値であらわすことができ、同じ数値の組み合わせを使えば全く同じ色を作れます。 つまり、'''塗色のRGB値が分かっていれば、それを入力すればA3Dでも全く同じ色が作れる'''ということです。 **A3DでRGB値を使用するために [#m3bab3d4] RGB値の表し方にはいろいろな方法があり、A3Dでは色の量を、0%~100%の百分率で記録しています。 しかし、RGB値は、多くの場合、''0~255までの数字''で表されています。 そのため、ネットや本などでRGB値を探し出しても、その数値をそのままA3Dで使えるケースは少ないです。ほとんどの場合、@@@百分率へ数字を変換する@@@作業が必要となってきます。 **例 [#ca2138ac] 例として、かつては中央快速線などで見られ、現在は大阪環状線で見られるオレンジバーミリオンの国鉄103系電車を再現してみましょう。 まず、オレンジバーミリオンのRGB比を調べます。その際には、[[国鉄色-Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E8%89%B2]]や[[国鉄制定の塗装色 レールカラー>https://www.colordic.org/r]]など、RGB値をまとめたサイトが便利です。 オレンジバーミリオンは、@@[193.101.067]@@というRGB値だという事が分かりました。それでは、この数値をA3Dで使えるように変換します。 この[193.101.067]というRGB値は、0~255までの数字で表されたものです。前述の通り、よく使われるRGB値の表し方です。この方法で表されたRGB値を、@@@[2.55]で割ってみましょう@@@。そうすると、A3Dで使える百分率の数値になります。 小数点以下は、切り上げても切り捨てても色には大差ありません。とことんこだわりたい場合は色を見比べて修正してもいいですが、適当でも問題ありません。 小数点以下を適当に処理したところ、@@[76.40.26]@@という数字が出ました。これが、A3Dで使える「オレンジバーミリオン」のRGB値です。 あとは、この数値の通りに色を調整すればOKです。 赤を76、緑を40、青を26に設定してみてください。オレンジバーミリオンが再現できるはずです。 &ref(103OB.JPG,nolink); *RGB値が分からない場合 [#s7df6d4c] RGB値は、言わば色のレシピです。レシピと同じ数値を入力すれば、全く同じ色を作れます。 では、RGB値が分からないときはどうでしょう?レシピが無いので、精密に再現するのは不可能に近いです。それをご理解の上でお読みください。 **画像編集ソフト等からRGB比を割り出す [#ufd77946] 写真を横目に色を再現しようとしても、なかなか上手くいかない人、高みを目指したい人への救済策。 @@@画像編集ソフトで、RGB比を割り出す事も出来ます。@@@ これを使って、国鉄205系電車の埼京線を再現してみましょう。 埼京線の帯色は緑15号。「あれ、国鉄色のRGB比は分かるんじゃ・・・」と思う方もいるでしょうが、国鉄末期に採用された国鉄色は正確なRGB比が分からない色も多いのです。代表的な色では京葉線のラインカラーの赤14号、JR九州に所属する415系鋼製車の帯色、青23号など。 ***RGB値を測定する画像を選ぶ [#u5be22d1] まず、色の見本を探しましょう。@@色見本帳@@のようなものがあるといいのですが、無い場合は写真に頼ることになります。 この「色見本写真」を選ぶ際にも、いくつか##注意##しましょう。 -暗いところで撮影した写真は避ける -明るすぎる写真は避ける -フラッシュを使用した写真は避ける -逆光の下で撮った写真は避ける -フィルム写真はなるべく避ける 色は光です。カメラは、光を集めて絵を作っているのです。 なので、暗いところで撮ると、少ない光を集めなければいけなくなります。このため、周りにある電球などの色が混じってしまい、###色調がおかしくなります###。暗いところで撮影した写真は、たとえ明るく写っていても使わないようにしましょう。 また、撮影ミスなどで、明るく写りすぎる写真になることもあります。明るいところの周辺が真っ白になっているような写真です。このような写真も色調が狂っています。 フラッシュも同様です。フラッシュの光により色がおかしく写ります。 逆光の写真もやはり色調が狂います。 できれば、曇りの日の昼間の順光の写真があればそれが一番です。 ***実際に測定する [#t0adb203] 測定用の画像が用意できたら、画像編集ソフトを起動させ、測定したい画像を開きます。そのソフトで、@@RGB比を表示させるツール@@(マテリアル)があると思うので表示させて下さい(無かったらこの手法は使えません)。 カーソルを計測したい色の上に行くと、RGB比が計測できますが、ほんの少しでもずらすと数値が変わってしまいます。だいたい±10程度なので、@@@中間辺りの数値@@@を計測します。 例)緑15号[004.153.111] ステンレス[187.183.184] これを、前述の通り2.55で割ります。 例)緑15号[002.060.043] ステンレス[073.072.072] &ref(205SK.JPG); ***windowsペイントを使って調べる方法 [#db22cbbc] windowsに標準搭載されているペイントツールでも割り出せます。 @@@スポイトツール@@@を使用して、色が明るすぎず暗すぎない辺りをクリックします。その後@@@「色の編集」@@@を開くとRGB値を割り出せます。 **目視で調整する [#n8d29ee6] ***色の見本となる写真を探す [#x56e84ae] 画像の選び方は前述の通りです。 自分で再現したい車両の画像を持っていない場合はインターネットから拾うのも手。 &ref(20529.JPG); ***色を再現する [#q9c5b7a8] いい写真が見つかったら、それを3DSの横に置きましょう。###明るすぎず暗すぎない部屋###で、その写真の色になるべく近くなるよう、色をいじってみましょう。 この時、色が似ているかどうかの@@判別はなるべく短時間に、パッと見で済ませましょう@@。じっくり見つめると、目に色の残像が出て、正しい色調を再現しにくくなります。 ***目視での色の再現のコツ [#n6b0fa1e] Miiverseなどの投稿写真を見ていると、'''見た目で色を再現した車両の色は、どれも実物より明るめになっている'''のが分かります。 実車の色に近づけるには、%%%少し暗めの色にする%%%よう意識してみましょう。 また、色の利用、加え方について、知識があるとだいぶ作業がしやすくなります。 (加筆中) //*備考 [#sagyo] //制作、編集中です。完成までしばらくお待ち下さい。
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