目次 †
概要 †
参考ページ:http://dragonage.wikia.com/wiki/Orlesian_Civil_War
全体の概要 †
- オーレイの内乱とは、女帝セリーン1世とその支配に不満を募らせていたGaspard de Chalons大公との間で9:40にオーレイで始まった内戦のこと。
Mage-Templar Warが教皇ジャスティニア5世治下の教会、テンプル騎士、メイジを中心に巻き起こる事件であるのに対して、時を同じくして起こったオーレイの内乱の方は女帝セリーン1世(とデイルズ)を中心に展開される事件だといえる。
- セリーン1世について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Celene_I
- 9:20にわずか16歳の年齢でオーレイの女帝となったセリーン1世は、本名をCelene Valmontといい9:4に生まれた。
セリーンが16歳の時(まだ女帝に即位する前)、Gaspard大公の妻Calienneが「狩りの最中のアクシデント」を装って彼女の母親を殺害。王位継承資格を持つReynaud(セリーンの父親)はこれに激怒しCalienneを殺して報復に出たものの、自らもCalienneの短剣に仕込まれた毒によって病に罹りその後亡くなってしまう。
- こうしてセリーンは女帝の位につくことになったが、その際に色々な憶測を呼んだ。当時の皇帝Florianの愛人Lady Mantillonが、彼の姪にあたるセリーンを王位につかせるために皇帝を暗殺したのではないかという噂が飛び交ったのである。
- 編者注:Lady Mantillonについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Lady_Mantillon
当時皇帝Florianの愛人ではあったが、セリーンが両親を失った後に彼女の後見人となり、即位まもない女帝セリーン1世の裏方として様々な影響を与えた人物。セリーンがbardの能力に長けているのもMantillonの手ほどきを受けているからである。
「Master of the Game」として周りから一目置かれるほどGrand Game(後述)に精通していた女性でもあり、当時のオーレイでは「Grand Gameに加わりたければMantillonに取り入れ」という風評すら立っていた。(注:DA2のDLC「MoTA」で訪れるシャトーヘインには彼女の肖像画がある。Codex>Portrait of the Dowagerも参照)
目的のためにはありとあらゆる人間を利用する反面、自分を感嘆させるような人間には援助を惜しまない側面も持ち合わせていたMantillonは、若かりし頃のセリーンがもちかけられた数々の婚約話を断る時の手際のよさに感心していたという。なお小説Masked Empireが始まる9:40時点では既に故人。
- セリーンが女帝に即位した当時は彼女の年齢を懸念する者が多く、セリーン自身も有力貴族と結婚して自分の足場を固めようとする素振りは見せつつも、実際は結婚することなく「女帝の婚約者候補」の貴族をうまく取り囲んで自分の王位を保持するという巧みな政治手腕を見せ今日に至っている。
- 現在のセリーンは、Grand Gameもそつなくこなし教育や芸術にも造詣が深くbardの心得までも備えている女帝として「Lioness」の異名を持つまでになったが、一方で彼女を正当な王位継承者として見ていない貴族も国内ではいまだに多い。
- Gaspard de Chalonsについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Gaspard_de_Chalons
- Grand Duke Gaspard de Chalonsはオーレイの貴族(Grand Duke=大公)で、Chevalierの一員として数々の武功を立てた軍人でもある。Grand GameにおいてはLady Mantillonの手ほどきを受け、その人となりからMantillonが彼を自分の庇護下に置いたほどの人物。
- 彼がセリーンを排斥しようと考えた理由は、9:37に始まったMage-Templar Warとその後起こったエルフの蜂起に対する彼女の外交手腕への不信からである。オーレイをより強国にするにはより優れた指導者が必要だとするGaspartのもと内戦へと繋がって行った。
- Grand Gameについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/The_Grand_Game
- オーレイでは貴族連中が政界でめぐらす駆け引きや陰謀のことを総じて「Grand Game」と呼ぶ(単にGameともいう)。
- 政局を自分に有利に進めるため、もしくは政局そのものに関わるために、あらゆる駆け引きが行われる舞台が「Grand Game」であり、そこで繰り広げられる数々の要素(策略、誘惑、野望、スキャンダル等)はまさにオーレイの象徴といえる。外見とステータスを最も重要視するオーレイの貴族にとって、Grand Gameにおける家族間の内輪もめなど日常茶飯事といえ、彼らにとってこうした行いは公衆の面前で仮面をかぶる程度の感覚にしか過ぎない。(注:後述するが仮面をかぶるという慣習はGameを語る上で欠かせない要素の一つでもある)
- DLC「レリアナの歌」でマジョレーンと共に語られるストーリーはそのままGrand Gameの内情を映したものといえ、またDA2のDLC「MoTA」ではGrand Gameが実際にどのような貴族によって繰り広げられているのかを垣間みることもできる。
- 周りの連中よりも自分が先んじるため、というのがGrand Gameが行われる理由の一つであるが、この実現のために貴族達が専ら利用するのがbardである。この際Grand Gameで適用されるルールは一つ「捕まるな」であり、その過程で人を殺そうが何をしようがおかまいなし。ちなみにDAOでもレリアナによって内情が少なからず明かされている(仲良くなるとオーレイ人にとってbardとminstrelの違いが何か教えてくれる)。
- Grand Gameの歴史は非常に古くマフェラスの息子の妻Jeshavisをその起源にもつがここでは割愛。(注:気になる方はこちらを参照。またオーレイの貴族社会の詳細が知りたい方はこちら)
- オーレイの貴族は公衆の面前でも仮面を着用することが多く、各貴族ごとに代々世襲されてきた一族のシンボルを象った仮面を身につける。大衆の方もそれを見て仮面の主がどこの家柄の者かを判断するのに苦労しない。また仮面と同様にオーレイの貴族にとって重要なのがメイクアップで、性別にかかわらず貴族階級に属する者は全てこれを嗜む。メイクの出来不出来はそのまま社会的地位につながり、男性的であれ女性的であれ、個性を全面に押し出した質の高いメイクはオーレイの上流社会において非常に価値が高い。Chevalierのような軍人でさえもGrand Gameに足を踏み入れれば誰もがメイクアップをする。
- このようにオーレイの上流社会では、仮面・コスメティックが重要な要素としてあるために、これにbardが奏でる音楽とダンスの要素を加えた仮面舞踏会が自然とGrand Gameの主戦場(?)になることが多い。(注:DAIの公式でもGrand Gameについて紹介しているページがある)
背景 †
- 事の発端はセリーン主催の舞踏会でのこと。
フェレルデンの大使としてティーガン・ゲリンも招かれていた会場で、ギャスパール大公がフェレルデンのかつての女王モイラ(祝福の時代参照)の名を貶めるような行為にでる。ティーガンがこれに激高するや場の空気は一変。再び二国間で戦争になるのではという不穏な空気が流れた。
- ギャスパールがティーガンを怒らせたのは故意にである。両国の関係をこじらせることによってセリーンの立場を危うくしようとしたギャスパールの策略。
- もはや決闘で決着をつけるしかないと会場が緊迫する中、これに割って入ったのがセリーンだった。彼女はティーガンの決闘の相手としてSer Michelを指名すると、鳥の羽飾りを武器にするよう両者に命じたのである。怒りの形相のティーガンに対して、歴戦のchevalierであるSer Michelが女帝の命令通り鳥の羽根をもって対峙する光景は、場の空気に笑いを持ち込んだ。こうしてその場は何事も無く収まったが、一部の貴族の間ではセリーンの応対に不満を持つ者もいた。Michelが手にした鳥の羽飾りがchevalierのシンボルである黄色い羽飾りであったために、chevalierの権威を蔑ろにされたと感じたからである。
- 編者注2:Chevalierについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Chevalier
DAOをはじめ数々のDAフランチャイズにその名が登場するChevalierとは、オーレイの軍隊の中でもエリートだけが所属できる組織のこと。
この一員になれるのは貴族階級に限られており、Chevalierの隊員のうち男性にはそのまま「Chevalier」女性には「Dame」という称号が与えられる。またフェレルデンと同様に(有徳の時代参照)Knightsの階級に属している者をオーレイでも「Ser」という敬称で呼ぶが、これはChevalierに対してもあてはまる(参考)。現在Chevalierのトップに立っているのがギャスパール大公。
- セリーンがギャスパール大公と共に狩りに出かけた時のこと、ギャスパールがセリーンに求婚。
このままでは内紛の温床になりかねないギャスパールと婚約することで、内戦を回避しオーレイをより強固にするだろうことはセリーンも合点していた。しかし結局彼女がこの申し出を拒否すると、これに憤慨したギャスパールは短剣をつきつけ彼女に迫った。セリーンはこの脅しに屈することはなかったものの、この暗殺すれすれの行為を前に事を荒立ててギャスパールを逮捕させることもしなかった。もしここで彼を収監しても、ギャスパール以外の不安分子によって内戦が引き起こされてしまう懸念があったからである。
- この一件と時を同じくして、ギャスパールお抱えのbardであるMelcendreがSer Michelを誘拐。
Melcendreの目的はこの女帝付きのchevalierからセリーンの情報を引き出すことだったが、尋問を進めるうちに思いもかけない情報を入手する。それはこれまで貴族だと思われていたMichelの階級が偽りのものでしかも彼がエルフの血をひくという、セリーンのスキャンダルを探すMelcendreにとってこれ以上ないネタだった。しかしこの情報がギャスパールの元に届く前に、Michelは逃亡を図りその過程でMelcendreを殺すことに成功した。
- こうして内戦へ向け国内の緊張が高まる中、ギャスパールは自らの足場をより強固なものにしようと、Circle of Magiの協力を得ようと試みる。そこでデイルズ経由でWhite Spireへ戻ろうとしていたウィンに接触しようとJaderに使者を送るが、ウィンはこれを拒否。この頃のメイジはMage-Templar Warを抱え内戦に関与する余裕などなかったのである。
- DAOでリオーダンが登場する時にちらっと名前が出てくるJaderは、フロストバック山脈の北Waking Seaに面した港町でフェレルデンに最も近いオーレイの都市である。ちなみにJaderはハラムシラルよりも東に位置しているが、デイルズは栄光の時代からオーレイ領であり現在は国として成立していないので注意。例えばかつてハラムシラルはデイルズの首都であったが、現在はオーレイの1都市にすぎない。
デイルズについてはこちらを参照:http://dragonage.wikia.com/wiki/Dales
Battle of Halamshiral †
- ハラムシラルにてシティエルフによる反乱が蜂起。
- そもそもの発端は、とあるエルフの子供がLord Mainseraiの馬車に石を投げつけ、この罪をかぶったLemetという商人(エルフ)が無惨に処刑されたことによる。この不当な行いに激怒したエルフ達がmien'harel(エルフ語で正義の意)を求めて反乱を起こした。セリーンの侍女Brialaはこれを受け、Mainseraiを暗殺してエルフの怒りを鎮めるように提言。セリーンもこれを了承し秘密裏に処理させようとした。
- 編者注1:ハラムシラルについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Halamshiral
デイルズのかつての首都で現在はオーレイの一都市であるハラムシラル(Halamshiral)は、Waking Seaの南を走る街道Imperial Highway沿いにある街。フェレルデンとの国境にほど近い場所に位置する。
古の時代(テヴィンター暦参照)にエルフの土地として成立したデイルズを目指して、それまで奴隷階級だったエルフが「The Long Walk」という大移動を展開。「ハラムシラル」とは「the end of the journey(旅の終わり)」という意味があり、文字通りこの大移動の終着点として建設された街である。
ちなみにハラムシラルにはWinter Palaceという王室御用達の避寒地があり、ロケーションの一つとしてDAIにも登場する。
- 編者注2:Brialaについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Briala
表向きの肩書きはセリーン付きの侍女であるが、実際はセリーンのSpy masterとしても活躍する女エルフ。小説Masked Empireにおける重要人物の一人。
侍女としてセリーンが10歳の時から側に仕えており、セリーンが両親を亡くした時は彼女を慰めGrand Gameではセリーンを支えるなど、実質は侍女というよりspy masterという名の腹心である。ちなみに上述のLady Mantillonは両親を殺されたBrialaの復讐によって命を落としている。
- こうした動きの中、ギャスパール大公がGrande Royeaux Theaterである演目を上演させる。その演目とは、アンドラステがテヴィンターとの戦いを途中で放棄したのはShartan(当時の奴隷解放軍のリーダーでアンドラステと共に戦っていたエルフ。テヴィンター暦参照)を取り戻したからで、マフェラスの裏切りは自ら招いたものだとする、史実とは異なる脚色が施された内容だった。(注:演目ではShartanはアンドラステの恋人と描かれ、暗にセリーンとBrialaの関係を想起させるような内容だった)
またギャスパールはエルフと親交の深いセリーンでは今回の暴動を鎮められないといった噂を流布し、セリーンのエルフに対する対応を批判。
こうしてオーレイ国内ではエルフに対する女帝の対応の甘さを指摘する声が加熱し、Brialaを使って秘密裏に対処しようとしていたセリーンは、体面上エルフへの強硬手段を取らざるを得ない立場に追い込まれたのである。
- このような経緯から自らオーレイ軍を率いハラムシラルに向かったセリーンは、民家に火を放ち抵抗する者には容赦ない態度でこれに臨んだ。一方で秘密裏に行動していたBrialaの捜索にはSer Michelと数人のChevalierをあたらせ、名目上は逮捕しつつ彼女の安全を確保した。
ところがエルフの制圧がまもなく終わろうかという時になって、ギャスパール率いるchevalierがセリーンを急襲。セリーンの部隊は総崩れとなり大混乱に陥った。からくも難を逃れたセリーンはSer Michelと共に戦場を後にし、信頼のおけるLady Serylに救援を求めるべく一路Jaderへと向かった。しかしギャスパールがあちこちに見張りを配備していたためセリーンはこれを断念。何とかしてヴァル・ロヨーに戻るしか道は残されていない状況に追い込まれてしまう。
- この混乱の最中、Ser Michelによって逮捕されていたBrialaの方はギャスパールの捕虜となっていた。この時ギャスパールは自分の側につくようBrialaを説得するも彼女はこれを拒否。その後ギャスパールの元から逃亡したBrialaはFelassanと共にセリーン一行と合流する。
セリーンと合流したもののBrialaにはハラムシラルでのエルフに対する行いに対してセリーンに裏切られたという気持ちがあった。そこで一行はヴァル・ロヨーへの帰還を援護してもらうよう要請するべくデイルズに向かう。セリーンはもしこの申し出をデイルズが受けてくれるのであれば、その対価としてシティエルフの一層の自由を約束するつもりでいたのである。
- Brialaが合流したもののJaderへの道が絶たれヴァル・ロヨーへ帰還するしかなくなったセリーン達は、こうしてデイルズへと向かった。
その後一行はThelhenというキーバーが従えるVirnehnというデイルズのクランに遭遇。そこでデイルズとの交渉に及んだものの、キーバーのThelhenは彼らの要請に一切耳を貸そうとはしなかった。デイルズにとって彼らの計画やシティエルフのことなどどうでもよく、セリーンとギャスパールが争って共倒れになればデイルズが再び彼の地を取り戻しやすくなるとして、セリーン達を処刑するかギャスパールに引き渡すか議論しだす有様だったのである。
- 当時のVirnehnにとって唯一の関心事はエルフの過去(Elvhenanのこと。エルフ暦参照)を取り戻すこと。Eluviansの機能を復活させるべくImshaelという古のdemonをフェイドから召喚し、stone circleで閉じ込めつつこれに接触を図ってElvhenanの情報を探っていた。
- 編者注1:Eluvian(s)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Eluvian
DAOでも少なからず描かれ、DA2ではメリルがこの存在に取り憑かれ、DLC「Witch Hunt」ではモリガンが主人公の前から姿を消す例の鏡、それがEluvianでありエルフ語で「seeing glass」という意味がある。Elvhenanの遺産ともいえるこの鏡は、遠隔地からの通信と移動を可能にする一種のボータルで、現在の魔法とは異種(要するに古代エルフ)の魔法によって成立していたとされる。
- 編者注2:Imshaelについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Imshael
古の時代から存在するdemonとされ、「The Forbidden Ones」の一人。
The Forbidden Onesとはダークスポーンや古のテヴィンターよりも以前から存在する強力な力を持つdemonのこと。DAOで登場するGaxkangとDA2で登場するXebenkeckもこのうちの一人。詳細はこちら。
- デイルズのキャンプでこうしたやり取りが繰り広げられる一方、Eluviansの秘密を解き明かすべくVernehnによって召喚されていたImshaelが、ブラッドマジックを使ってSer Michelに接触。
「Michelの体をホストとして自分に差し出すなら、エルフの血をひくというMichelの情報を偽造してやろう」と狡猾にImshaelが誘惑してくる中、Michelは同時にEluviansの情報も入手する。Imshaelが明かした内容は、Eluviansの機能を復活させるにはKeystoneが必要だがEluviansのネットワークを取り戻せれば誰に気づかれる事なく一瞬で目的地にたどり着ける、というものだった。
- こうしてセリーン一行はデイルズを抜け出しEluvianを目指すことになった。
しかしこれはImshaelとの取引に応じることでもあり、一行はImshaelからKeystoneを受け取ったものの、解放されたImshaelはVernehnのクランを虐殺したのである。
- Keystoneが手に入るとSer MichelはImshaelを再びフェイドへ戻そうとstone circleを破壊しようとした。しかしこれはImshaelの罠で、逆に彼がstone circleを破壊してしまったために封印が解けImshaelを解放することに繋がった。
- またImshaelの虐殺もあってVernehnのクランは全滅してしまったが、唯一生き残ったのがMihrisというエルフ。
Vallaslinがまだ彫りたての彼女は若いながらも当時キーバーThelhenのFirstで、彼女が命を繋いだのはMihrisを生かしておく方が後々面白いことになるとImshaelが考えたため。デイルズから抜け出す際にSer Michelは数人のデイルズを殺していたのだが、そのうちの一人がMihrisの恋人だった。
- 編者注:Vallaslinとはデイルズ特有の顔に刻むタトゥーのこと。エルフ語で「Blood Writing」という意味。詳細はこちら。
- 一方その頃のギャスパール大公はセリーンの行方を追っていた。セリーンの死が確認されない限り自分がオーレイの皇帝に即位してもこれを不服とする者がいることを承知していたからである。
セリーンを捜索中に彼はVirnehnの唯一の生き残りであるMihrisを発見。その後も捜索を続けEluviansの次元にまで足を伸ばしたギャスパールは、そこでモンスターに襲われていたセリーン一行に遭遇し意図せず彼らを救出した。
- セリーン一行がEluviansの次元にいた理由は、Eluvians内にある主室(main chamber)にてKeystoneをアクティベートする必要があったため。
またセリーンとギャスパールの両グループは、道中の障害に対処するために主室に辿り着くまで一旦休戦協定を結び、互いに協力することにした。ちなみにギャスパールはこの道中で、味方として同行していたDuke Remacheが休戦協定を破ってセリーンを殺害しようとした際、この不名誉な行いに憤慨し即座に彼を処刑している。
- 両一行がEluviansの主室に辿り着くと、セリーンとギャスパール両者の決着は決闘に委ねられた。
こうしてオーレイ帝国とEluviansの所有をかけ、ギャスパールとセリーンのchampionであるSer Michelが対峙。しかし他の者が見守る中にあって人知れずこれを妨害する者がいた。Lienne de Montsimmar(オーレイの貴族だがapostateの女メイジ。ギャスパールの庇護のもとセリーン捜索に同行していた一人)とMihrisの二人がMichelにスペルをかけ、当初優位に立っていたSer Michelは劣勢に陥る。これに気づいたBrialaはLienneを殺害し、ハンデが払拭されたMichelはとどめの一撃をギャスパールに与えようとした。
- BrialaがLienneを殺した時、彼女はMihrisが実はImshaelに取り憑かれていることにも気づいた。Felassanは「セダスでより大きな変革が起きる」といってdemonにこの騒動から身を引くよう提言し、Imshaelもこれを受けMihrisの身体を解放してEluviansの一つを使って姿を消す。その後の行方が小説で判明することはなく、Ser MichelがImshaelを追跡するつもりだというくだりが小説の最後で描かれるのみ。
- Ser Michelがギャスパールにとどめを刺そうとしたその時、これに割って入る者がいた。Brialaである。
セリーンからKeystoneを盗みだしていた彼女は、Eluviansはエルフのものだと主張し(ギャスパールを殺さずに)Michelに剣を置くよう促した。Brialaに貸しのあったMichelはこれに応じ、一方のセリーンはBrialaの説得を必死で試みるものの、Brialaはエルフの運命をセリーンに任せられないとして奪ったKeystoneを返上することを拒んだ。こうしてEluviansを手にしたBrialaによって、MichelとギャスパールはVal Chevinへ、セリーンはヴァル・ロヨーへと転送されたのである。(注:Val Chevinはヴァル・ロヨーの東、カンバーランドとのほぼ中間あたりに位置する)
現在 †
- セリーンはその後ハラムシラルのWinter Palaceに姿を見せ、ハラムシラルを治めるComte Pierreに改めて忠誠を誓わせた。
- 一方自らが治めるヴァル・シェヴァン近郊に現れたギャスパールの方は、その後の内乱に備え軍備を増強中。
- Ser Michelはその後、共にVal Chevinへと転送されたギャスパールと言葉を交わし今後我々はどうなるのかと問いかけた。Brialaの提言に屈して役目を果たせなかった自分は処刑されるかもしれないとぼやくMichelに対し、ギャスパールはMichelのような屈強な戦士こそChevalierの鏡だとして彼の出自を気にかける事もなくこれに応じた。ギャスパールと別れたMichelは、残る人生をもはやセリーンのchampionsとしてではなくImshael捜索に費やす意向を見せている。
- 一方のBrialaの方は、オーレイのシティエルフの地位向上のためにEluviansの再構築にあたっている模様。MihrisはデイルズのためにEluviansの秘密を共有させてくれと頼み、Brialaもデイルズがシティエルフに協力するならこれに応じる構えでいる。
- 以上のように小説Masked Empireで描かれているオーレイの内乱は、Mage-Templar Warと同様に現在も進行中である。
セリーンは自分を支持する者には紫を着用せよと布告しつつ平和会談を目的に舞踏会を開催。その舞台になるのが他でもないWinter PalaceでありDAIではロケーションの一つとして登場する。
ちなみにオーレイの内乱についてDAIの公式でも紹介しているページがある。
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