いわゆるキリスト教的な地獄に潜む存在とは似て非なるもの。
フェイドという夢・精神・死後の世界に住み、邪悪な欲求を持っている怪物。
人間と対話できるほどの知能を持つ者が多く、取引を提案してきたりもする。
人間の感情のどの部分を食べるかによって『憤怒の悪魔』、『欲望の悪魔』、『傲慢の悪魔』など呼び名と能力が異なる。
また実体化した悪魔の多くは「実際の目や手で世界を体感したい」という強い欲求があり、
場合によっては見過ごす選択が出来ることもある。
「ブラッドマジック」などは悪魔から教えられた技術とされている。
悪魔に魅入られた(取引を交わした)者は自身の欲求が増幅され、それに抗うことができなくなり、
欲求を満たす為にはどんな犠牲も厭わない行動を取るようになる。
「DA2」ではその点がより強調されており、悪魔に魅入られるとアヴェリンやヴァリックでさえ、
主人公に対して躊躇なく刃を向けてくる。
特にメリルは「悪魔に魅入られたが故の悲劇」を象徴するキャラクターとして描かれている。
なお、「DAO」~「DA2」を通して悪魔の誘惑を自発的に撥ね退けたキャラクターは、
主人公を除くとモリガンやスタン、セバスチャンくらいであり、非常に少ない。
(あのウィンでさえ、主人公が呼びかけるまでは悪魔に心を委ねてしまっていた)