Emeriusが誕生。これは帝国によって築かれた最後の都市でもあり、街造りは強力なmagisterでもあったEmerius Krayvanのもとすすめられた。帝国から遠く離れた南方に位置するこの都市は、大量のエルフ奴隷を酷使した末に完成したため、陰惨な外聞に包まれ、奴隷マーケットの中心地「City of Chains」としても知られることとなる。
第一次ブライトの幕開けは、Old God Dumatが解放され最初のアーチデーモンへと昇華したことから始まる。
ダークスポーンは束となってまずはドワーフ族の地底回廊を攻め立てた。815 TEにドワーフ王国が崩壊すると、ダークスポーンは地底回廊を経由して大陸に流れ込むようになる。大帝国は混乱し荒廃の一途をたどる中、人々は残りの古代神らにデュマトの征伐を願ったが、願いは叶えられなかった。そしてこの暗黒の時代は200年も続き、いつしか人々の信仰も希薄なものになっていく。
Alamarriとテヴィンターの間で「Valarian Fieldsの戦い」がMinrathous近郊で繰り広げられ、Shartanと彼に率いられるエルフ軍を味方につけたマフェラスが勝利をおさめる。Shartanは後に(アンドラステの信仰に)改宗し、Disciple(DAOでも出てきたDesciples of Andrasteのこと)をつくりあげる(ちなみに後に起こる「Exalted March of Dales」によってこれらは弾圧)。
また奴隷から解放されたエルフ族にはウェイキング海とフロストバック山脈にはさまれた土地が与えられ、エルフの新天地としてデイルズと呼ばれるようになる。蛮族や物取りの懸念を抱えながらも、大帝国から新天地へ徒歩で赴こうとする「長き旅路(The Long Walk)」の始まりである。
1035 TE(-160 Ancient)
大陸南部でアンドラステの教えを狂信的なまでに信仰するカルト達が急速に数を伸ばす。しかしながら大抵は十分に組織されておらず古代神を崇めていることからも評判は芳しくなかった。
こうした中、ArchonのHessarianが古代神崇拝からアンドラステの唱える「Maker」信仰に改宗し、マフェラスの裏切りを暴露する行為に出る。これによってAlamarriはマフェラスを追放。治める者のいない無政府状態に陥ったセダス南域は、蛮族が横行し「Disciples of Andraste」が跋扈するかつての混沌とした時代に逆戻りする形となり、その中でその他の新しい信仰(総括的に「the cults of the Maker」と呼ばれる)が生まれたりもした。
編者注:Hessarianについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Hessarian
DAOのGauntletでナゾナゾを出してくるHessarianであるが、アンドラステを殺した張本人とされているにも関わらず、Chantryの教えでは彼の存在は特異なものとなっており、単なる悪の範疇にはめられている人物ではないので注意。
というのも彼はアンドラステの信仰に改宗した最初のテヴィンターのメイジであり、マフェラスの罪が明るみになったのも彼の告解あってのこと。
そもそも彼の妻Lady Vasiliaの助言もあって、帝国の前に立ちふさがる者には容赦しないという覚悟で火刑を行ったHessarianだったが、刑の最中にMakerの声を聞き、後悔と同情の心を持つに至った。そこで生きたまま火あぶりに処せられたアンドラステが苦しまぬよう、彼女の胸に剣を突き絶命させたといわれる。(注:これはあくまでChantry loreが伝える話で事実かどうかは不明。またアンドラステを絶命させた剣は「Blade of Mercy」といわれ、これにまつわる話がDA2にも出てくる)
そういった経緯もあって、アンドラステの死から10年後に改宗し(Transfigurationといわれる)マフェラスの裏切りを公にした。また当時はまだ古代神崇拝を主とするテヴィンターに、アンドラステが唱える「Maker」の信仰を広めたのも彼である。ちなみに後に設立されセダス各地に広がることになる「Circle of Magi」がテヴィンターにも一つだけあるが、これはもともと古代神の1つRazikale(注:現在でもまだ覚醒していない)を信仰するための寺院だった。当時のHigh Priestが亡くなってHessarianがこれを再構築したことで、後にCircle of Magiとして使われるようになる。
Chantryは後に分離することになるが、テヴィンター側のChantryにおいて、Hessarianはアンドラステの弟子の中で最も重要な存在であるとし、彼の命日を祝日に定めているほどである。