目次 †
漆黒の時代 †
概要 †
教会暦4期の100年間(4:00〜4:99)は「漆黒の時代(Black Age)」と呼ばれる。これは黒の教皇(Black Divine)という独自の教皇を掲げ自分達とは考えを異にする大帝国教会に対して、北方の宗徒にいつか天罰が下るであろうという本来の教会の意思のもと命名された。
主な出来事 †
- 漆黒の時代4:00
- 長い間フェレルデンの伝承の中で語り継がれ、フェレルデンの歴史上最も残虐な存在と謳われていたウェアウルフの再来がまことしやかに囁かれ始める。ウェアウルフは絶滅し過去のものだと思っていたフェレルデンの人々は、自分達の認識がまやかしだったことを知りこぞって番犬を飼いだした。
- 漆黒の時代4:22
- 後に黒カラスの伝説的メンバーとなるカリスト・ディ・バスチオンの手によって、アンティヴァの若きギオマール王が命を落とす。
- 編者注:カリスト・ディ・バスチオンは「フィネス」の異名をもつ伝説のアサシンで、彼女が使っていた同名の武器はDA2で入手できる。ちなみにアンティヴァには「バスチオン」という街があるのでおそらくこれは彼女の出身地を指していると思われる。「ディ」はイタリア語で英語の「of」と同義。
- 漆黒の時代4:30
- 後にセダス中で最も影響力を持つといわれるアンティヴァの女王アーシャ・スビラ・バハドゥールが、この年リヴェイン王家に生まれる。
- 編者注:アンティヴァについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Antiva
アンティヴァはセダス北東に位置する国で、東にリヴェイン、西にテヴィンター、南に自由連邦が隣接し、Rialto Bayに面した港町アンティヴァ・シティを首都とする。これといって豊富な資源や作物があるわけではないものの、その地理的優位性からセダス北域の交易の中心地として栄え、財閥が幅を利かせている国でもある(DAO、DA2を通してアンティヴァ出身のキャラは数多く出てくるが、ほとんどが商人か黒カラスがらみ)。この地を出身とする主なキャラクターにゼブランがいる。
アンティヴァにはセダス中にその名を知られた「黒カラス(House of Crowsともいう)」が存在するため、他国も安易にこの地を侵略しようとはしない。また黒カラス以外に上記のアーシャ・カンパーナ女王(上記の名は旧姓)もよく知られている模様。
- 漆黒の時代4:40~有徳の時代5:10 →【有徳軍遠征】
- 教会はテヴィンター大帝国内に蔓延る大帝国教会を正式に「異端」とみなし、四度に及ぶ一連の「有徳軍遠征(Exalted March)」を本格化させた。
しかし、教会が有するあらゆる領土から兵力が集められテヴィンターへの侵攻が開始されたものの、毎回ミンラーソスに迫るあと一歩というところでその進軍を阻まれてしまう。そうして最終的には有徳軍を介してミンラーソスとヴァル・ロヨーとの関係は膠着状態に陥り、また大帝国教会が自らの教義と政策を形成していったため、南(オーレイ)から北(大帝国)へとメイジが流れ込んで行く動きは、オーレイの勢力を弱める結果に繋がっていくのである。
- 漆黒の時代4:46
- 「アドラーラの連祷」が作成される。
これはブラッドマジックや悪魔の憑依への対抗策を検討するべく、(アンドラステ教会の)教皇クレメンス1世の依頼によって編纂されたもの。教皇が依頼した相手というのは、テヴィンターから逃れてきたヴィランティウムのアドラーラやかつて賢者の身分にあった者を指す。(注:「アドラーラの連祷」とは、DAOのサークルタワーの事件でも出てくるブラッドマジックに対抗するための連禱のこと)
- 編者注:ヴィランティウムのアドラーラ(Adralla of Vyruntium)はブラッドマジックに造詣の深かった女性で、実用のためではなく学問としてこの研究に生涯を費やした。ちなみにヴィランティウムとはおそらく彼女の出身地と思われ、テヴィンターには首都ミンラーソスの南に位置するNocen Seaに面したヴィランティウムという港町がある。
- 漆黒の時代4:80~84
- 内部紛争のために国内がバラバラだった当時のアラマリの国内情勢に乗じ、オーレイ帝国が初めてフロストバック山脈を超えてフェレルデンの地を侵略しようと試みる。
しかしながらこれを受けたアラマリ人は、意見の不一致によって長年続いている内部闘争を一時保留し、オーレイの侵略に備えるべく一致団結。オーレイ側はハイエヴァー(フェレルデン北部にあるウェイキング海に面した港町)の港を確保したい願望があったが、長期にわたってレッドクリフがその侵攻を防いだため、オーレイ軍は冬の訪れとともにフロストバック山脈で補給もないまま立ち往生する羽目に陥った。結局4:84までにはオーレイ軍は退却せざるをえなくなり、それが叶わぬ者は捕虜になった。
- 漆黒の時代4:85
- アラマリの伝説『デインとウェアウルフ』が記される。(注:詳細は本編コーデックス>デインとウェアウルフ参照』
これはかつてアラマリ人がウェアウルフに悩まされ続けていた時代に、これを救ったとされるデインの活躍を綴った英雄譚である。ちなみにこの伝説はおそらく教皇の時代に起きた話だろうとされている。
- 編者注:デイン(Dane)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Dane
デインはアラマリの伝説的英雄でハフターの養父だとされている。デインにまつわる話が数多くある中でどれが真実に近いのかは不明だが、少なくともデインというアラマリ人の戦士が実在したというのは事実である。
ちなみにDAOで登場するロゲインのリバー・デイン装備は、かつてリバー・デイン(River Dane)の流域でオーレイの部隊を撃退した時に彼が手に入れた鎧だが、そもそもリバー・デインという名前はこのアラマリの英雄デインに由来している。
- 漆黒の時代4:90
- 後にプロスパー公爵が所有し、オーレイの貴族モンフォー家の保養地としてDA2のDLCでも登場するヘイン宮殿が、この年ノルバート・ドゥ・ラ・ヘインによって建設される。
- 漆黒の時代4:99
- テヴィンターと有徳軍との戦い(Exalted March)がこの間も継続して行われていたため、教皇ジャスティニア2世が次の時代を有徳の時代(Exalted Age)と命名。
関連ページ †
分類 †
【さ行】
【ストーリー・年表】