目次 †
主な出来事 †
1 FA(-6404 TE)
具体的な年代を特定するのは難しいが、人間が大陸に到達するそれよりも更に3000年前には、エルフはアーラサンという伝説の都市をつくりあげていたといわれる。
編者注:エルヴェナン(Elvhenan)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Elvhenan
「1 FA」は現在から遡ること8,000年以上前、教会暦でいうと「紀元前7600年」にあたる太古の時代であるが、この古の時代にセダス中に広がっていた古代エルフの文化・精神のことを総じて「エルヴェナン」という。言語や信仰など古代エルフ文化の総称ともいえ、現在のエルフとはかなり異なる存在で当時のエルフは不死。
エルヴェナンという古代エルフ文明が現在に残らず失われてしまったのは、テヴィンター暦 の220 TEにテヴィンターがエルフを征服したためであるが、現在でも認識されているエルヴェナンの遺産は少なからずある。作中でも目にすることができるエルフ語もその一つで、それ以外にもDreamerの存在やEluviansという鏡、ウセネラという瞑想等もエルヴェナンが起源である。ちなみにエルヴェナンとはエルフ語で「我らが民の場所」という意味。またこのエルヴェナンの中心として栄えた古代エルフ文明の首都がアーラサン(Arlathan)で、現在にもアーラサンの森というのがアンティヴァとテヴィンターの国境に存在する。
現在のエルフの構図でいえば、エルヴェナンの崇高さを掲げるのがデイルズであり、それを奪った人間に与しているのがシティエルフといえるため、基本的にデイルズはシティエルフを自分達のアイデンティティを見失った「平耳」といって嫌悪する者が多い。
3000 FA(-3405 TE)
エルフとドワーフが初めて接触したのが、おそらくこの時期。
4500 FA(-1905 TE)
記録では人間がセダスに現れたのがこの時期といわれ、Neromenianといわれる部族が北から到達した。ただし、具体的にどこから来たのか、その後なぜ定住しなかったのかといったことは、学者達の間でいまも議論されている。
4750 FA(-1655 TE)
エルフが人間の存在に気づき、人間を「短き者」として認識し始める。あくまで伝説に過ぎないかもしれないが、人間の存在によって不死が失われると考えたエルフは、人間との接触を避けざるを得なかったといわれる。
4800 FA(-1605 TE)
古代神が黄金の都から人間にささやき始めたことで、Neromenianの中に魔法を教えられDreamersとなっていく者が現れる。これらDreamersとなった者は後に司祭として自らの部族を統治支配していくようになる。
編者注:Dreamerについて:http://dragonage.wikia.com/wiki/Dreamer
Dreamerとはもともとアーラサンの古代エルフが所有していた能力で、自分の意思でフェイドに入っていける魔道士のこと。
フェイドに入って行くために大量のリリウムを必要とする通常の魔道士とは違い、本来のDreamerはこれを必要としない。
ちなみに初めて「Dreamer」として認識されている人物はThalsian(後述)だとされている。
有能なDreamerになるとフェイドそのものに影響を及ぼし、他者の夢に介入して狂人にしたり殺したりすることも可能だという。
その反面悪魔の関心をひくことが多いため、大抵はDreamerの精神を支配しようとする悪魔に屈してしまう。このためDreamerの存在自体が非常に稀。
DAOやDA2でも少なからずこのDreamerについては描かれており、DAOでサークルタワーの事件で必要となる「アドラーラの連祷」は、本来Dreamerが使うブラッドマジックへの対抗策である。またDA2では、デイルズの伝承者のマレサリが「ここ200年の間でDreamerは絶滅したと思われていたが、どうもフェンリエルはDreamerのようだ」という一コマがある。
5185 FA(-1220 TE)
アラマリ(Alamarri)という部族がはるか西方からフロストバック山脈を超え、現在でいうフェレルデンの地に定住し始める。アラマリの伝説では「Shadow Goddess」から逃れるための民族移動だといわれるが、現在の学者の間では天災によるものだろうとされている。
5785 FA(-620 TE)
当時のアラマリ人の中で、現在ではカレンハド湖として知られる土地に住んでいた人々が、アラマリを離れ独立を目指すようになる。これら元アラマリ人の面々によって新たに形成していく別部族がアヴァー人であり、彼らはこの先何世紀にも渡ってアラマリ人と争うことになっていく(緊急時には互いに協力することもあった)。
編者注:アヴァー(Avvars)について
アヴァー人とはもともとアラマリ人から派生した独自の文化と信仰をもつ独立した別部族のことをいうが、チェイスンドなども含めた派生部族を全てひっくるめてアラマリ人と定義されることもある。このアヴァー人によって(ドワーフの力を借りて)建てられた砦の一つがAwakeningで登場するビジルの要塞であり、キンロック見張り塔は後に現在のフェラルデンのサークルの拠点(多分あの塔のこと)となった。
ちなみにアンドラステの夫マフェラスは、第一次ブライトの後アラマリ人を率いてテヴィンターに侵攻するが、もともとはアヴァー部族の戦士、リーダーである。首都ミンラーソス陥落を目前にしてマフェラスがアンドラステを裏切る…という話はDAOでもちらほら明かされている。
第一次ブライトの後もこの2部族は度々衝突を繰り返すことになるが、アヴァーはアラマリからの分離を継続し、その後はフロストバック山脈を拠点とした。
アヴァー人は恐らくDAIにも登場すると思うので詳細は次のリンクを参照:http://dragonage.wikia.com/wiki/Avvars
5900 FA (-505 TE)
Neromenianの部族が4つに分かれそれぞれ王国として成立。成立した古えの四王国は以下:テヴィンター(Tevinter)、Neromenian、Barindur、Qarinus
5990 FA (-415 TE)
Barindur王国が未知の謎につつまれたまま消滅。
6005 FA (-400 TE)
「デュマトの最初の神官(Fist Priest of Dumat)」として知られるThalsianは、同時にブラッドマジックを初めて使った人間としても知られ、また彼は最初の賢者(Magister)、執政官(Archon)でもある。古代神デュマトとのコミュニケーションにより授かった彼の能力すなわちブラッドマジックによって、彼は自らが支配する帝国を形成していき、それが後に(テヴィンター)大帝国誕生へと繋がっていくのである。
6185 FA (-220 TE)
チェイスンドとアラマリが分離。(チェイスンド人もアヴァー人と同様こちらも元はアラマリ人。アラマリの中でコーカリ荒野周辺に居を構えていた人々)
6393 FA (-12 TE)
Neromenianの至高王ことダリニウスがテヴィンターの玉座に就く。これによりNeromenian王国とテヴィンター王国が彼の支配下のもと統一される。
6400 FA (-5 TE)
ダリニウス率いるテヴィンターとドワーフとの友好関係が強固なものに。
またドワーフの聖なる闘技試合がテヴィンターの貴族の間で人気が高まり、首都ミンラーソスでは「闘技大会(A Grand Proving Arena)」が開催される。
関連ページ †
分類 †
【あ行】
【ストーリー・年表】