目次 †
教皇の時代 †
概要 †
教会暦の始まりとなった教会暦第1期の99年間(1:1~1:99)を『教皇の時代(Divine Age)』と呼ぶ。
主な出来事 †
- 教皇の時代1:1(テヴィンター暦:1195)
- ヴァル・ロヨーで教会の教皇にジャスティニア1世が任命される。オーレイでは魔法の自由な使用は禁じられたが、教会の支持を得た魔道士のみは許された。
- 教皇とは教会における最高指導者のことをいい、ヴァル・ロヨーの大聖堂(この時期はまだ完成していない)を本拠地に持つ。ちなみに教会の教皇は必ず女性。
- 教皇の時代1:5 →【第2次ブライト開始】
- アンダーフェルスで古代神ザージーケル(Zazikel)が覚醒し第二次ブライトが開始。
グレイ・ウォーデンにこの知らせが届く頃には、すでにホスバーグの街はダークスポーンに蹂躙されていた。もはや西からの侵攻を懸念するどころか、ダークスポーンは山間をぬって大陸になだれ込もうとしていたのである。こうして人間は再び生き残りをかけ100年もの期間戦火に身を委ねることになった。
- オーレイの皇帝ドラコンはブライト打倒のためには魔法も必要だとして魔道士に協力を求め、彼らも戦いにおいて自分達が頼もしい戦力になることを証明してみせた。
- 一方大帝国ではこの時アンダーフェルスを放棄し自らの国防に専念しようとしたため、この裏切り行為とも呼べる行いは今日でもアンダーフェルスの人々の記憶に残っている。(注:当時のアンダーフェルスはテヴィンター領)
- 教皇の時代1:16
- 聡明な皇帝ドラコン率いるオーレイ軍は、この年に行われた「クンバーランドの闘い」で勝利するなど数々の交戦の中でダークスポーンを追いやり数多くの都市を救った。この活躍でオーレイの勢力は急速に拡大し、それに伴い教会の影響力も更に増すことになる。
- 教皇の時代1:20 →【ネヴァラ協定が調印】
- 教会と審問会の間で「ネヴァラ協定」が締結される。
この協定によって誕生したのが、「サークル・オブ・メジャイ」と「テンプル騎士団」であり、審問会の幹部たちは「探求騎士団(真実の探求者)」を設立した。「サークル・オブ・メジャイ」の誕生によって、魔道士たちは正式に自らの能力を鍛錬する場所を得たことになるが、一方では教会が厳しい目を光らせる中で設立されたこともあり、魔道士を監視・警戒する目的で「テンプル騎士団」が併設された。
- 教皇の時代1:25
- この期間のエルフ族は中立の姿勢を崩さず、この年にモンティマー(当時のデイルズ国境にほど近いオーレイ南部の街。現在はグレイ・ウォーデンの拠点やサークル・オブ・メジャイがある)が壊滅寸前まで追い込まれた時も傍観するのみだったため、オーレイの人々のエルフに対する感情は怒りへと変わっていった。
- 教皇の時代1:31
- ダークスポーンがテヴィンターの首都ミンラーソスを襲撃するも制圧するには至らず。
- 教皇の時代1:33
- 皇帝ドラコンにとって、テヴィンターが襲撃されたことは北方侵攻及び更なる勢力拡大を進める上で絶好の機会だった。
だが彼は(テヴィンターに攻め入るよりも)同時期に要塞を包囲されていたワイスハウプトに援軍を送ることを選択。この行為に感じ入ったグレイ・ウォーデンは教会を支持するとともに、オーレイと一丸となって荒廃したアンダーフェルスの復興にはげみ、また今日まで続く創造主への崇拝に傾倒していくことになるのである。
- 一方エルフの中立姿勢が変わることはなく、援軍を出す事もなかった。
- 教皇の時代1:40
- ダークスポーンとの戦いだけでなく、アヴァー・チェイスンド連合軍の侵入にも苦戦していた当時のアラマリ人だったが、伝説的戦士ハフターの手によって周辺部族がまとめられダークスポーンの一群を撃破することに成功。
- 教皇の時代1:45
- 皇帝ドラコン(本名:コーディリス・ドラコン)がVal Chevin(ヴァル・ロヨーとカンバーランドのほぼ中間に位置)で老衰のために崩御。自由連邦の西部及びアンダーフェルスの全域を支配下におくほどまでになったオーレイも、彼の死を免れることはできなかった。
一方、後継者であるコーディリス2世は父親ほどの政治的慧眼には恵まれておらず、コーディリス1世崩御から20年後にはアンダーフェルスが早々にオーレイからの独立を宣言する。
こうしてこの後200年の間にオーレイは現在の支配域になるまで領土を失っていくことになるが、ただ同時にこの後50年間で教会の影響は広がりグレイ・ウォーデンとの協調も強まっていく。教会の布教活動は東は自由連邦やアンティヴァ、北はテヴィンター大帝国にまで及ぶことになるのである。
- 教皇の時代1:50
- ハフターがアヴァー・チェイスンド連合軍を退けることに成功し、フェレルデンの地を確保。「公爵(teyrn)」を名乗る最初の人物となった。
ちなみに現在のフェレルデンの貴族の半分以上が自らの家系が彼を始祖に持つと主張している。
- 編者注:フェレルデンの封建制度については有徳の時代を参照。
- 教皇の時代1:65
- アンダーフェルスが再び独立を宣言。(今回の独立はオーレイ帝国から)
- 教皇の時代1:95 →【第2次ブライト終了】
- 第二次ブライトの最終決戦がスタークヘイヴン(自由連邦北部を流れるMinanter River流域にある自由連邦最大の都市)で行われ、グレイ・ウォーデンに率いられた軍勢はザージーケルの討伐に成功しダークスポーンも追い散らした。
こうして人間の土地に再び貿易、文化、宗教といった本来のあるべき姿、「大再建(Rebuilding)」といわれる期間が戻ってくることになる。
- ドワーフ王国では灰のアズティスがパラゴンに。王のために自分の命を犠牲にした彼女を偲んで結成されたのが「沈黙の女神」である。
- 教皇の時代1:99
- 教皇の時代が終焉を迎え、次の時代は栄光の時代(Glory Age)と命名された。これは100年にも及ぶブライトからの再生を予見したものである。
関連ページ †
分類 †
【か行】
【ストーリー・年表】