*目次 [#pda099b2] #contentsx *主な出来事 [#ubd53687] -''0 TE(教会暦:-1195 Ancient)(エルフ暦:6405 FA)→###【テヴィンター大帝国が建国】###'' --ダラニアスがカリナス王国を統合したことで、テヴィンター大帝国(Tevinter Imperium)が誕生。 --最初の執政官によってテヴィンター大帝国が成立した際、詳細な記録は残されなかったが、当時エルフ族は既に大陸に存在しており、一方人間は別の大陸からセダス大陸へやって来たとされている。人間はその後セダス(Thedas)中に広がり、その中で多くの部族を生んだ。そしてその部族の頂点に立っていたのが、ミンラーソスを港湾都市にもつテヴィンターであった。 ---編者注1:執政官とは大帝国内の全魔道士を司る筆頭魔術師のことをいう。最初に執政官の地位についたダラニアスによってテヴィンター大帝国が成立し統治された。また執政官を支援し領土を与えられた魔道士、領主のことを賢者という。 ---編者注2:「当時セダスに広がっていた多くの部族」とは… ・ネロメニア(Neromenian):北から入植。セダス北域を中心に勢力拡大。途中4王国に分裂するが、最終的にテヴィンターとして統合 ・アラマリ(Alamarri):西から入植。現在のフェレルデン一帯に定住。アヴァー人やチェイスンド人といった他部族が派生 ・Hacian:詳細不明 ・シリアニ(Ciriane):当時現在でいうオーレイ周辺にいた部族。北部域にはInghirshという部族もいた ・プラナセイン(Planacene):後の自由連邦やネヴァラの起源となる当時の農耕民族 …等がいた模様:http://dragonage.wikia.com/wiki/Human_tribes#Orlais_and_Nevarra --記録によれば当時のエルフと人間はすでに敵対関係にあり、アーラサン([[エルフ暦]]参照)に対して積極的な報復攻撃を指揮していたのがテヴィンターである。これに対しエルフは人間との接触を避けようと後退したため、テヴィンターの繁栄と勢力はさらに広がった。 また捕虜となったエルフからリリウムの利用法を知ったことで、フェイドへ入っていけるようになる「夢見る者」の能力を持つ者が本格的に現れ、この夢見る者達が大帝国を支配する賢者達になっていくのである。 -''25 TE(-1170 Ancient)'' --後のパラゴンでもあるドワーフの王、オーセック・ガラール(Orseck Garal)と後に王となるエンドリン・ストーンハンマー(Endrin Stonehammer)のもと、ドワーフ帝国の首都がカル・シャロクからオーズマーに移される。これはドワーフの更なる繁栄のためには、地表により近いオーズマーの方が地上との交易に有利だからというもの。 またそれまでカル・シャロクで開催されてきた闘技試合も、オーズマーでは闘技大会として拡張されて開催された。これらの試合で勝利をおさめた者はオーズマーの最初のパラゴンとなり、エンドリン・ストーンハンマー(注:この時彼に贈られた鎧がDA2でも登場するストーンハンマーのアーマーセット)もその一人である。 -''35 TE(-1160 Ancient)'' --オーズマーとの交易における重税がカル・シャロクにとって重荷に。 -''64 TE(-1131 Ancient)'' --エンドリン・ストーンハンマー王が死の床につくも、パラゴンとなる(First Paragon)。 -''214 TE(-981 Ancient)'' --悪化の一途をたどるのみであったテヴィンターとエルフが遂に全面戦争に突入。大帝国軍がアーラサンを包囲。 -''220 TE(-975 Ancient)→###【アーラサン消滅】###'' --賢者たちの手による血の儀式によって、ことごとく破壊されたアーラサンは大地に沈み勝負の行方は決した。これによってエルフの王国は完全に占領され、戦火を逃れたエルフは全て奴隷にされた。古代エルフの文化・精神はここに永遠に破壊されてしまったのである。 -''300 TE(-895 Ancient)'' --エルフの奴隷化によって更に力を増したことにより、大帝国の拡大は急速に進んだ。セダス北域がほぼ大帝国の支配下となり、ウェイキング海を超えて更なる領土の拡大をねらえるまでに発展する。 -''315 TE(-880 Ancient)'' --Estwatch島(自由連邦の東に位置する小さな島)に大帝国軍が入植。港が建造され、戦艦の修理・補給地となる。 --エストウォッチ島(自由連邦の東に位置する小さな島)に大帝国軍が入植。港が建造され、戦艦の修理・補給地となる。 -''435 TE(-760 Ancient)'' --アルマディウス執政官が大帝国の玉座につく。 -''480 TE(-715 Ancient)'' --当時フェレルデン一帯に定住していたアラマリ部族を従えるべく、数回に及ぶ大帝国の遠征が開始。最終的にフェレルデン中域を確保した大帝国によって、フロストバック山脈からオスタガー要塞を繋ぐ大帝国街道が建造される。 -''483 TE(-712 Ancient)'' --テヴィンターが第一回アヴァー討伐隊を派遣。フロストバック山脈に向けて出発する。 ---編者注:アヴァー人(Avvars)とはアラマリ人から分裂した別部族を指す。[[エルフ暦]]参照。 -''500 TE(-695 Ancient)'' --テヴィンターの西に位置するアンダーフェルス(Anderfels)で反乱がおこり、大帝国はセダス南域への侵攻を断念せざるを得なくなる。このような内部抗争は、次第に大帝国内に反乱と混乱をもたらす結果へと繋がる。 -''503 TE(-692 Ancient)'' --アルマディウスが暗殺される。これによって彼の弟子であったティダリオンが玉座に。 --大帝国で内戦が開始。 -''555 TE(-640 Ancient)'' --世継ぎのいないままティダリオンが死去。内戦がなおも継続する一方で、賢者達は権力の確保に躍起となっていく。 -''575 TE(-620 Ancient)'' --エメリウスが誕生。これは大帝国によって築かれた最後の都市でもあり、街造りは強力な賢者でもあったエメリウス・クレイヴァンのもとすすめられた。帝国から遠く離れた南方に位置するこの都市は、大量のエルフ奴隷を酷使した末に完成したため、陰惨な外聞に包まれ、奴隷マーケットの中心地「鎖の街」としても知られることとなる。 --エメリウスの街がつくられる。これは大帝国によって築かれた最後の都市でもあり、街造りは強力な賢者でもあったエメリウス・クレイヴァンのもとすすめられた。帝国から遠く離れた南方に位置するこの都市は、大量のエルフ奴隷を酷使した末に完成したため、陰惨な外聞に包まれ、奴隷マーケットの中心地「鎖の街」としても知られることとなる。 ---編者注:エメリウス(Emerius)とはいわば歴史的な呼称であり、要するに現在のカークウォールのことを指す。 -''620~640 TE(-575~-555 Ancient)'' --大帝国内で初めて内戦が本格化した時期を同じくして、大帝国の最盛期は終わりを迎えていたといってよい。有力貴族からなる賢者達による、己の権力の濫用と更なる渇望は、人々に大いなる犠牲を払わせた。特に大帝国で最も有力な2つの有力貴族がそれぞれ執政官の地位を求めた騒動は、大帝国を二分する一歩手前まで及んだ。そしてその結果残されたものといえば廃墟と今日まで残る激しい戦場の傷跡のみであった。幸い大帝国の分裂という危機は免れたものの、それを阻止するための貴族による圧政が大衆を苦しめ続けるのである。 -''660 TE(-535 Ancient)'' --数世代にわたって独立運動が繰り返されたものの、アンダーフェルスが再びテヴィンターの支配下に置かれる。 -''785 TE(-410 Ancient)'' --コーカリ荒野の南方から上陸してきたとされる「コシス」といわれるグループが当地に移民地を形成。結果的に第一次ブライトの開始によってダークスポーンの手に落ちた彼らが、大陸に現れた最初のオーガであるとされている。 ---編者注:コシス(Kossith)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Kossith 「コシス」とは今では学者の間でしか用いられない稀な表現であり、キュンが創設される以前のクナリのことを指す。 そもそも「クナリ」とは本来「キュンの民」のことであるが、「コシス」という定義がその「キュン」創設以前の話なため、いわゆるあの角をもつ種族のことを指すのか、クナリ文化やそれに傾倒した者を指すのかは不明。 ちなみにいわゆる(角をもつ)クナリ族がパー・ヴォレンに上陸するのはここから更に1000年後の嵐の時代6:30のこと。この時のクナリは北方の海域からセダスへ侵入してきたとされるため、コシスも同様の土地から来た可能性は高い(どちらもセダスの東側から上陸しているから)。 クナリの定義についてはリードライターのD.Gaiderが自身のtumblrで詳しく説明しているので、気になる人は↓を参照 http://dgaider.tumblr.com/post/75700404067/on-qunari-and-kossith-and-never-the-twain-shall-meet -''800 TE(-395 Ancient)→##【第1次ブライト開始】##'' --教会の伝承では次のように語られている。 『%%%すでに最大級の力を有していた大賢者達は更なる力を渇望した。そこで彼らはフェイドの中心「黄金の都」の扉を開けようと試みた。しかしその結果大惨事が引き起こされる。「黄金の都」が穢され、その「穢れ(taint)」が大賢者を介して「ダークスポーン」となって現実世界に浸食してきたのである%%%』 --第一次ブライトの幕開けは、古代神デュマトが解放され最初のアーチデーモンへと昇華したことから始まる。 ダークスポーンは束となってまずはドワーフ族の地底回廊を攻め立てた。815 TEにドワーフ王国が崩壊すると、ダークスポーンは地底回廊を経由して大陸に流れ込むようになる。大帝国は混乱し荒廃の一途をたどる中、人々は残りの古代神らにデュマトの征伐を願ったが、願いは叶えられなかった。そしてこの暗黒の時代は200年も続き、いつしか人々の信仰も希薄なものになっていく。 -''840 TE(-355 Ancient)'' --この時期アラマリ人はまだブライトの脅威にさらされておらず、アヴァー人との戦いが主だった。「紅滝の戦い」でアラマリの戦士ルーシアス・ドワーフサンとアヴァーの女王モリガナンが対決。両者相打ちとなったものの、この時のドワーフサンの栄誉を称えて結成されたのが「灰の戦士団(DAOにも出てきた、マバリを従えるフェレルデンの精鋭部隊のこと)」である。 -''890 TE (-305 Ancient)→###【グレイ・ウォーデンが結成】###'' --アンダーフェルスのワイスハウプト要塞でグレイ・ウォーデンが組織される。彼らの活動はダークスポーン討伐に全精力を注ぐことであり、その編成も戦に長けた者ばかりである。彼らは大帝国と連携しながらダークスポーンが現れればどこにでも赴きすぐさま討伐したが、かわりに各領土も税や物資の供給を行っていた。 -''940 TE(-255 Ancient)'' --ドワーフのパラゴンであるキャリディンがゴーレムを創りだすことに初めて成功する。これによりドワーフ族は失われた洞穴や地底回廊を取り戻したが、7年後キャリディンはゴーレム創造の謎とともに突如行方をくらまし消息を絶ってしまう。 -''992 TE(-203 Ancient)→###【第1次ブライト終了】###'' --デュマトと対峙すべく、グレイ・ウォーデンの呼びかけで(大帝国内に限らず、シリアニやリヴェインからも)あらゆる種族が招集される。そして大帝国南域の静かの平原における戦闘で、ついにデュマトの討伐が果たされる。ダークスポーンはそれでも数多く残っていたが、デュマトの脅威が取り払われると次第に鳴りを潜めていった。グレイ・ウォーデンの盟約が力を発揮するようになるのはこの時からである。 --アンドラステがアラマリの地で生を受ける。正確な生年はいまでも学者間で議論の的となっている。 -''1000 TE(-195 Ancient)'' --ダークスポーンの残存兵力も徐々に後退を余儀なくされ、アンダーフェルスや地底回廊に追いやられていった。ドワーフにとってはそれでも地下で戦い続ける必要があったが、人間にとっては戦いの終わりを意味していた。 --一方ドワーフ王国で生き残った者達は、(ブライトによって各地の地底回廊が閉ざされたために)互いに連絡を取り合うことが困難になっていた。その結果(オーズマーの至高王への忠誠は保持しつつも)それぞれの洞穴で独自の王を擁立するようになる。またそれまで栄華を極めた大帝国はこの200年に及ぶ戦いによって弱体化した。 -''1004 TE(-191 Ancient)'' --高度な知能を有し、デュマトの死後も仲間を統率していた複数のダークスポーンをグレイウォーデンが発見。ウォーデンのサシャミリは、これらの中でコリーフィウスとよばれるダークスポーンを捕獲し研究しようと考えた。2世紀前かつてのテヴィンターの大賢者で「黄金の都」に入り『穢れ』を被って最初のダークスポーンになったと思われるこのコリーフィウスの捕獲は成功。テヴィンター大帝国の南方のヴィマーク山脈に幽閉された。 ---編者注:ヴィマーク山脈(Vimmark Mountains)は、カークウォールの北東域に位置する長い山脈のことであるが、ウェイキング海とほぼ並行に東西に連なる。このヴィマーク山脈をはさむ形で両端に街がある。左端がカークウォール、右端がオストウィック。ちなみにDA2で出てくるサンダーマウントはこのヴィマーク山脈の一部。 -''1008 TE(-187 Ancient)'' --アンドラステがアラマリの部族長であったマフェラスと結婚。 -''1009 TE(-186 Ancient)'' --アンドラステは新たな主として、彼女が創造主(Maker)と呼んだ存在のことを説く。 彼女は説教の度に信者を増やした。 マフェラスは彼女の説教を用いてアラマリ人の部族を統一し、彼の支配下に置く。 -''1011 TE(-184 Ancient)'' --テヴィンターが首都ミンラーソスの再建を進める間に、セダス南域では大帝国の影響力が減退。 --チェイスンド人がオスタガー要塞を奪取。 -''1014 TE(-181 Ancient)'' --ウォーデン指揮官のDanekenが、コリーフィウスを制御しようとするウォーデンの試みが全く無益なものだとして、コリーフィウスの監獄を封印して世界から完全に隔離し、誰の目にも触れぬように存在そのものを永遠に闇に葬る秘事にすべきだと提案。 --ウォーデン指揮官のダネケンが、コリーフィウスを制御しようとするウォーデンの試みが全く無益なものだとして、コリーフィウスの監獄を封印して世界から完全に隔離し、誰の目にも触れぬように存在そのものを永遠に闇に葬る秘事にすべきだと提案。 -''1015 TE(-180 Ancient)'' --マフェラスとアンドラステに率いられた大量のアラマリ人が、南からウェイキング海を渡って大帝国に侵入。彼らの目的は、単にダークスポーンにより北に追いやられたので大帝国にやってきた、とする記録もあるが、一方では大帝国内の賢者達の腐敗による圧政から市民を救うべくやってきた、とする説もある。いずれにせよ彼らの侵攻はこれを歓迎する大帝国内の反乱軍によって達成されたといってもよく、道中で彼らは数世紀にもわたって奴隷階級に身を落としていたエルフを解放した。 また時を同じくしてエルフ奴隷の一人であったシャータンをリーダーとする大規模な奴隷解放運動が蜂起。大帝国南部が衰退し始めていたこともあり、賢者達は彼らをダークスポーン以上の脅威と感じ、戦力の立て直しを余儀なくされた。 --大陸での騒動によってテヴィンターがエストウォッチ島を放棄。 -''1024 TE(-171 Ancient)'' --アラマリ人とテヴィンターの間で「ヴァラリアン平野の戦い」がミンラーソス近郊で繰り広げられ、シャータンと彼に率いられるエルフ軍を味方につけたマフェラスが勝利をおさめる。シャータンは後に(アンドラステの信仰に)改宗し、門弟(DAOでも出てきたアンドラステの門弟たちのこと)をつくりあげる(ちなみに後に起こる「対デイルズ有徳軍」によってこれらは弾圧)。 --アラマリ人とテヴィンターの間で「ヴァラリアン平野の戦い」がミンラーソス近郊で繰り広げられ、シャータンと彼に率いられるエルフ軍を味方につけたマフェラスが勝利をおさめる。シャータンは後に(アンドラステの信仰に)改宗し、門弟(DAOでも出てきたアンドラステの門弟たちのこと)をつくりあげる(ちなみに後に起こる「有徳軍のデイルズ遠征」によってこれらは弾圧)。 --マフェラスとアンドラステに率いられたアラマリ軍がミンラーソスを包囲するも、首都陥落までには至らず。 --教会の伝承によると、『%%%マフェラスは嫉妬に屈した%%%』とある。 テヴィンターとの長い対峙を好まず既に手にした自らの領土の掌握にあせるマフェラスが、執政官のヘサリアンとの取り決めに応じる。 -''1025 TE(-170 Ancient)→###【アンドラステの死】###'' --ネヴァラの地でアンドラステが夫マフェラスの裏切りにあい、ミンラーソスに連行された後にヘサリアンが手がける火刑によって死亡。 アンドラステに忠誠を誓う門弟ハヴァードが彼女の遺灰を集め、アヴァーの地であるフロストバック山脈に持ち帰る。(注:ハヴァードはアヴァー出身でもある) ---編者注:彼女の死についてより詳しい経緯は、本編コーデックス>書物・詩>教会史-第1章~第4章を参照 -''1030 TE(-165 Ancient)'' --アンドラステの死後彼らの軍隊は散り散りとなる。 (裏切りの見返りとして)エメリウス南域を領土として与えられたマフェラスは、自身はフェレルデンの土地をおさめる一方で、息子達には、後にオーレイやネヴァラ、自由連邦となる土地を分割して支配させた。こうして混沌を極めた大帝国南部は独立した都市国家としての体制を次第に整えていき、マフェラスの息子達によって当時はばらばらだった当地の周辺部族は統一され、シリアニ部族はシリアニ王国へ、プラナセイン部族はプラナセイン王国へと成立していく。結果的に100年もしないうちにこの統治は瓦解したが、まもなくシリアニはオーレイとして、プラナセインは自由連邦として形成されていくのである。 --また奴隷から解放されたエルフ族にはウェイキング海とフロストバック山脈にはさまれた土地が与えられ、エルフの新天地としてデイルズと呼ばれるようになる。蛮族や物取りの懸念を抱えながらも、大帝国から新天地へ徒歩で赴こうとする「長き旅路(The Long Walk)」の始まりである。 -''1035 TE(-160 Ancient)'' --大陸南部でアンドラステの教えを狂信的なまでに信仰するカルト達が急速に数を伸ばす。しかしながら大抵は十分に組織されておらず古代神を崇めていることからも評判は芳しくなかった。 こうした中、執政官のヘサリアンが古代神崇拝からアンドラステの唱える「創造主」信仰に改宗し、マフェラスの裏切りを暴露する行為に出る。これによってアラマリ人はマフェラスを追放。治める者のいない無政府状態に陥ったセダス南域は、蛮族が横行し「アンドラステの門弟たち」が跋扈するかつての混沌とした時代に逆戻りする形となり、その中でその他の新しい信仰(総括的に「the cults of the Maker」と呼ばれる)が生まれたりもした。 -''1040 TE(-155 Ancient)'' --シリアニが王国(kingdom)として正式に統一。「Grand Unification」として知られる。 -''1060 TE(-135 Ancien'' --フェレルデンで内戦が開始。これはマフェラスの後継を争うべくアラマリ部族間で起こった内部紛争のことで、今後長期間続くこととなる。 --アンドラステの遺灰が消失。(注:この遺灰の行方はDAOで明かされている) -''1065 TE(-130 Ancient)'' --アンドラステの門弟たちによって光の聖歌がつくられる。これはアンドラステの物語と教えを集めた賛歌であるが、時が経つにつれ数多くの解釈を生みだした。これらは今日「アンドラステ教団」と呼ばれている。 -''1070 TE(-125 Ancient)'' --執政官のヘサリアンが死の眠りにつく。この時テヴィンターの東域及び南域からは分離独立を求める声が高まった。というのも彼の後継者であるOrentius執政官が以前のような聖職を取り戻そうと古代神崇拝を再び掲げるのではないかという不安があったからである。 ---編者注:ヘサリアン(Hessarian)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Hessarian DAOのガントレットでナゾナゾを出してくるヘサリアンであるが、アンドラステを殺した張本人とされているにも関わらず、教会の教えでは彼の存在は特異なものとなっており、単なる悪の範疇にはめられている人物ではないので注意。 というのも彼はアンドラステの信仰に改宗した最初のテヴィンターの魔道士であり、マフェラスの罪が明るみになったのも彼の告解あってのこと。 そもそも彼の妻ヴァシリア夫人の助言もあって、大帝国の前に立ちふさがる者には容赦しないという覚悟で火刑を行ったヘサリアンだったが、刑の最中に創造主の声を聞き、後悔と同情の心を持つに至った。そこで生きたまま火あぶりに処せられたアンドラステが苦しまぬよう、彼女の胸に剣を突き絶命させたといわれる。(注:これはあくまで教会の伝承が伝える話で事実かどうかは不明。またアンドラステを絶命させた剣は「慈悲の剣」といわれ、これにまつわる話がDA2にも出てくる) そういった経緯もあって、アンドラステの死から10年後に改宗し(「変容」といわれる)マフェラスの裏切りを公にした。また当時はまだ古代神崇拝を主とするテヴィンターに、アンドラステが唱える「創造主」の信仰を広めたのも彼である。ちなみに後に設立されセダス各地に広がることになる「サークル・オブ・メジャイ」がテヴィンターにも一つだけあるが、これはもともと古代神の1つラジーケール(注:現在でもまだ覚醒していない)を信仰するための寺院だった。当時のHigh Priestが亡くなってヘサリアンがこれを再構築したことで、後にサークル・オブ・メジャイとして使われるようになる。 教会は後に分離することになるが、テヴィンター側の教会において、ヘサリアンはアンドラステの弟子の中で最も重要な存在であるとし、彼の命日を祝日に定めているほどである。 -''1075~1145 TE(-120~-50 Ancient)'' --大帝国からの分離独立を図るリヴェイン人達が東部で反乱を起こす。これにより自由連邦を再度征服しようとする大帝国の目論見は中断を余儀なくされ、南部都市国家の勢力を増す結果にも繋がった。また自由連邦の東部に位置する多くの諸都市がリヴェイン人の争いに加勢したこともあり、Temerinでの闘い(1117 TE)で大損害を被った大帝国は、結局東部の支配を諦めざるを得なくなった。 ---編者注:リヴェイン(Rivain)はセダスの北東に位置し、アンティヴァの東に隣接する国。首都はデアスムドで、大陸から少し離れたリヴェイン南の島には後にクナリとの協定が結ばれたローメリンという街がある。またここを出身とするキャラクターとして、ダンカン、イザベラ、ヴィヴィアン等がいる。 http://dragonage.wikia.com/wiki/Rivain -''1095 TE(-100 Ancient)→###【審問会が結成】###'' --この時期に審問会が設立される。 創造主の名の元、異教徒や魔道士を狩っていたアンドラステ教徒の強硬派は緩やかな連合を結ぶ。 ---編者注1:審問会(Inquisition)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Inquisition ここでいう古の審問会(First Inquisition)はDAIの審問会(Modern Inquisition)とは少し趣きが異なる。 元々の発足は、悪鬼や呪術師(下記)をはじめとする魔法の脅威からセダスを守ろうという意図のもと組織された(第一次ブライトを経たこの時期のセダスはブラッドメイジや古代神カルトが跋扈し混沌を極めていた)。後に教会に加わることになるこの集団によって「探求騎士団」と「テンプル騎士団」が形成されていくことになる。 DAIの審問会はセダスを守ろうという意図は同じだが、脅威の対象は未知のものでありそれを調査するために再結成されたもの。ちなみにこの調査の手始めとして行われたのがDA2のカサンドラの尋問。 魔道士とテンプル騎士の戦争の「[[Revolt at the White Spire>竜の時代#k4f3e1a2]]」での騒動の後に組織され9:40に再結成された。教会に万が一のことがあった場合に備えて教皇ジャスティニア5世によって再結成されたのがそもそもの理由。DAIの審問会は古の時代に創設された古の審問会と同様に何者にも属さない独立したファクションとして存在し、セダスの秩序を回復するために活動する組織である。 ---編者注2:呪術師(Maleficar)及び背教者(Apostate)について:http://dragonage.wikia.com/wiki/Maleficar 呪術師とは古のテヴィンター語で「堕落した者」という意味で、禁断の技を操る者のことを指す。MaleficarumはMaleficarの複数形。 呪術師が操る禁断の技(Forbidden Arts)とはもちろんブラッドマジックがその最たる一例ではあるが、それ以外にも例えばモリガンが操る変身使いの能力もある意味これに該当する。 背教者は大抵呪術師でもあるが、背教者=呪術師ではないので注意。実際にセダスでもテンプル騎士が背教者=呪術師と決めつけてメイジ狩りに勤しんでいるのが現状ではあるが、背教者は単純にサークルの監視から外れたメイジのことで、呪術師ではない背教者も少なからずいる(例:ベサニー)。 ちなみに背教者には二種類あり、一つは荒野の魔道士(Hedge Mages)といわれ今までサークルに属したことのないメイジのことを指す。DAIに登場するソラスも荒野の魔道士である。もう一つははぐれ魔道士(Rogue Mages)でこちらはサークルの監視から逃げ出したメイジのこと。 背教者についてはこちらのリンクも参照:http://dragonage.wikia.com/wiki/Apostate -''1151 TE(-44 Ancient)'' --リヴェイン王国が成立。 -''1155 TE(-40 Ancient)'' --至高王であるスリーストーンの命により、オーズマーのドワーフがカル・シャロク、ホーマック、ガンダーへと繋がる地底回廊を封印。10年を待たずしてホーマックとガンダーの両王国はダークスポーンの前に陥落。 -''1165 TE(-30 Ancient)'' --(それまで都市国家の体制をとっていた)アンティヴァが国家(Nation)としての体制を整えるまでに成長。 -''1170 TE(-25 Ancient)'' --帝国領の境界線が日に日に後退していくに比例して、テヴィンターから遠く離れた南方に位置するエメリウスの孤立もより深まった。シリアニ王国、自由連邦、アラマリ、デイルズが隣接するこの孤立無援の都市はそれでも他者の侵入を許さなかったが、エメリウス内部の奴隷の反乱によって遂に陥落。統治者であるテヴィンターの者は処刑された。エメリウスの領有については数世紀に及ぶ論争を待たなければならないが、いずれにせよこの土地が再びテヴィンター領になることはなく、都市の名前もカークウォール(Kirkwall)と改められた。 -''1180 TE(-15 Ancient)'' --カル・シャロクに続く最後の地底回廊が閉ざされる。これによって全滅しただろうと思われたカル・シャロクのドワーフであるが、後に生き延びていることが判明。彼らはオーズマーを決して許そうとはしなかったとされている。 -''1184 TE(-11 Ancient)'' --アンドラステ教団は大陸南部で瞬く間に広がったが、彼らの手によりヴァル・ロヨーに設立された最初の寺院は、新しい信仰を礼拝する中心地となった。 この信仰を崇める最たる人間の1人が、若くしてオーレイ王となったコーディリス・ドラコンである。彼は創造主の名の下に行われた一連の聖戦を開始するなど、瞬く間に歴史に名を残すほどの存在になっていった。 -''1192 TE(-3 Ancient)→###【教会が誕生】###'' --数多くの近隣都市国家を従え支配下においたコーディリス・ドラコンが、ヴァル・ロヨーの皇帝に戴冠。 オーレイ帝国の幕開けを告げたドラコンには北へと勢力を伸ばし自由連邦にまで侵攻しようという野望があったが、東に位置するデイルズの圧力もあって中々進展しなかった。 そこで彼はこれまでのアンドラステ教団を「アンドラステ教会」として一本化し、彼らに伝道師として布教を務めるよう図った。教会(Chantry)の誕生である。 *関連ページ [#p404c109] -[[年表]] --教会暦以前(紀元前) +++[[エルフ暦]] +++[[テヴィンター暦]] --教会暦以降(~時代) +++[[教皇の時代]] +++[[栄光の時代]] +++[[塔の時代]] +++[[漆黒の時代]] +++[[有徳の時代]] +++[[鋼の時代]] +++[[嵐の時代]] +++[[祝福の時代]] +++[[竜の時代]] *分類 [#pd0ec264] [[【た行】]] [[【ストーリー・年表】]]