【Tyrant’s Blessing】攻略メモ&感想
詰将棋風SRPG「Tyrant’s Blessing」についてあれこれ。
総評
グリッド(マス目)スタイルの高難易度ローグライト式SRPG。もっと具体的に言うと「Into the Breach」フォロワーの詰将棋SRPG。敵の行動予測とそれに伴う味方ユニットの影表示システムが最大の特徴。
ごり押しの攻略は通用せず、ユニットごとの動きをきちんと考えながら攻略する必要あり。かなり頭を使います。
ぶっちゃけ「Into the Breach」と差別化しようとして失敗してる感。いや、つまらなくはないんすよ…ただ運ゲーの度合いが高くて…各ユニットはかなり特徴的だし、影システムもユニークで戦術の幅が広いし。
ただユニットの引き含めて難易度調整がイマイチ。
良い部分
公式で日本語対応済み
日本語あります。翻訳の質もそこそこ。違和感なくプレイできます。
スイッチ等のCSへの移植も発表されました。
- そもそも文章量が多いゲームではないけど…
ユニット性能が特徴的
ユニットは大まかに6種類あり、それぞれ性能が大きく異なる。
(人間ユニットがサポート、アサシン、ファイター、メイジ、マークスマンの5種+ペット)
また同一種のユニットでもスキルがまったく異なる。
例えば同じメイジでも主人公のリンダルは強力な範囲攻撃&行動回復スキルを持つ汎用性が高いユニットになっているが、カラは方向転換スキル&位置入替スキルとかなりマス目操作特化のユニットになっている。
人間3人+ペット1匹でパーティーを組むことになるが、組み合わせ次第で多彩な戦術が考えられる
丁寧なドットアニメーション
ゲーム全編がドットで表現されている。
最近はインディーでもみんなきれいだけど一応。
悪い部分
ゲームパッドがうまく機能しない
Steamのレビューでもちょくちょくあるのでおま感ではないと思う。
ただし、マウスonlyでも快適にプレイできるのでその点は〇。
ボリュームが少ない
ボリュームは短め。1周1-3時間くらい。何周もプレイするタイプのゲーム。
なのだがステージのバリエーションが乏しいのでそう何周も周回したいかと言われると微妙。
ステージのバリエーションが少ない
1回クリアまでに5周(4回失敗+1回成功)したが、その時点でほとんどのステージが見覚えのある状態に。同じ名称のステージでも敵の強さや数が変わったりしてはいるが、もうちょっとバリエーションが欲しかった。
ユニット雇用がランダム
全部で20のヒーロー&10のペットがいるのだが、彼らを雇用するのがけっこう大変。
ゲーム内の実績を達成することでユニットを雇用できるようになるのだが…
(少ないダメージでクリア、敵を同時に3匹撃破とかありがちなタイプの実績。)
・実績を達成するのがけっこう難しい。
・雇用するユニットを選べない=ランダムガチャ。
となっているので序盤で強め、クセが少ないユニットを引けるかどうかでゲーム難易度が大きく変わってくると思われる。筆者は「ルー(2回攻撃可能なマークスマン)」が引けたのでかなり楽に進行できたが、支援特化ユニットばかり引いてしまうと厳しそう。
ただ初期ユニットでも上手いプレイヤーなら問題なくクリアできるはず。
私のような下手っぴプレイヤーは注意。
評価が割れそうな部分
敵の移動力について
敵の移動力がかなり高い。
敵と距離を置いてターンを終えても、ほぼ確実に接敵=攻撃されてしまう。
ゲーム仕様的に「必ず敵と接敵させてそれをどう乗り切るか~」って感じになっているのかもしれないが、現状ではユニット配置の工夫や一部の移動スキルが死んでいる。
影システムが独特
影を残さないように工夫する余地がある。
なのだが、影システムが基本的に味方側のデメリットにしかなっていない。
そういうゲームと言われたらそれまでだけどね。
攻略メモ
最初はイージーで始めてゲームに慣れるようにしましょう!
実績(ユニット雇用条件)も満たせて一石二鳥。
基本情報
守護神があると死亡時にHP1で踏みとどまる。
守護神が0の状況で死亡するとゲームオーバー。誰が死亡してもゲームオーバー。ペットでもダメ。
- 難易度によって初期から守護神が付与される。
タイベリウム鉱石はユニットのアップグレード(強化)に使用。
攻略でまれに入手できるが、メインは商人からの購入(名声との交換)。
名声は主に鉱石との交換(@商人)で使用する。
名声はステージ攻略で目標を達成することで入手する。
お金は商人からアイテムを購入するために必要。
敵を倒すとお金をドロップする。
アイテムは商人から購入する。
1ユニットに1個のみ装備可能。ペットは装備不可。
1戦闘で使用できる回数に制限があるが、戦闘毎に回数は回復する(消耗品じゃない)。
ユニット・パーティーについて
パーティーは基本的に最初に選んだメンバー固定で進める。
冒険中に控えメンバーが参加希望をしてくることがあるのでその時点で入れ替え可能。
ただし、発生確率は低く、だれが希望をだすのかもランダム。
ランダム編成を選ぶと最初から鉱石・守護神・お金が少しだけ貰える。
新規ユニットは実績(★)を2つ消費して雇用。
ただし誰が来るかはランダム。
戦闘について
ステージはランダムで選ばれる。
同じ名前のステージでも出現する敵の種類や強さが変わってくる。
罠や砲台等のマップギミックの使用/防衛は後回しでOK。
味方ユニットの生存を大前提に考える。
- 砲台は隣接すると使用可能。
- 砲台とユニットの行動は別扱い。
- 砲台で攻撃+ユニットで攻撃と疑似2回行動が可能。
- 敵は能動的にトラップ類を起動しない。
- 味方の吹き飛ばしアクション等で起動することはある。
- ナイトメア難易度では敵もトラップ類を活用するようになる。
水中にいる場合はスキルが使用不可になる。
これを利用して敵を水中に押し込んで妨害することができる。
- 橋を攻撃すると橋が壊れる → 橋の上にいるユニットは水中に落ちる。
- 氷を壊すと水(水中)になる。
燃える床や溶岩(ダメージ床)はターン開始時にダメージを受ける。
(床は1ダメージ、溶岩は2ダメージ。)
ダメージ床に乗るだけでは被害はない。
ごり押しよりも搦め手のほうが攻略しやすいかも?
移動スキル等で味方の被弾を減らすほうが安定する?
「影」について
毎ターン開始時に敵の攻撃範囲が表示される。
ここで敵の攻撃対象になったユニットを動かすと、赤マスにキャラの影が残る。
重要なのは影にも被ダメージ判定が残るという点。
影にダメージが入ると本体のHPが減る。
影は移動できないので、この影と本体を如何にして守るかが重要となる。
- 黄マスでは影が発生しない。
- ただし、本体が黄マスに残っているとダメージを受ける。
影を消す手段としてはいくつかある。
これを駆使しながら攻略することがこのゲームの醍醐味だと思う。
影を消す方法
- 攻撃元の敵ユニットを倒す。
- 赤マス自体が消える。
- 攻撃元の敵ユニットの行動をキャンセルする。
- 煙幕に包んだり、水に落とす。等。
- 攻撃元の敵ユニットを移動スキルで動かす。
- 赤マスの場所が変わる。
- 攻撃元の敵ユニットの向きを変える。
- 赤マスの向き(赤マスの場所)が変わる。
- 攻撃元の敵ユニットと攻撃対象の味方の間に障害物を置く。
- 敵の遠隔攻撃のみ対応。
- 別の敵を押し込んで同士討ちを狙うのもあり。
- 味方ユニットを他ユニットの移動スキルで対象を動かす。
- 影出現後に動かすのはダメ。赤マスに本体がいる状態で動かすこと。
- ダッシュで茂みや煙幕に逃げる。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません