【BG3】バード

2023年8月14日

傑作CRPG【Baldur’s Gate 3(バルダーズゲート3)】クラスについて。
ここではバードについて解説。

特徴

支援能力が高い万能型の中衛~後衛クラス
武器戦闘・呪文・技能判定とできることが多いので4人パーティー制の本作ではとても役立つ存在決して器用貧乏の穴埋めクラスではない。サブクラスの選択によっては前衛能力(武器戦闘)を高めたり、後衛能力(呪文)を高めたりとより性能を特化させることも可能。ただし、出来ることが多い分だけ育て方を間違うと微妙な性能になってしまう

バードの最大の強みは技能習熟の豊富
Lv1の時点で好みの技能を3種類(+出自の2種)選べるため、パーティーに合わせて柔軟に対応できる。Lv2の「なんでも屋」ですべての技能で判定ができ、さらにLvアップに応じて技能習熟強化を4種選べるため技能面では優秀。本作ではCHA系技能(説得・脅迫・ペテン)の判定回数がかなり多いので、その点もCHA(魅力)が重要となるバードの追い風になっている

もう1つの強みはバードの声援」による支援能力
ボーナスアクションで発動でき、味方のダイス目を大幅に強化できるため非常に使い勝手が良い(声援はダイス目が足りない場面で自動的に消費される)。Lv5からは小休憩で回数が充填されるため「休息の唄」との相乗効果もバッチリ。
本作は大休憩が取りやすい仕様ではあるが、小休憩でいろいろと補充されるのはやはりありがたい。

それぞれの方面で尖った性能ではないことが弱点か。武器戦闘にしても呪文にしてもやはり本職には見劣りしてしまう。マルチクラスや装備の組み合わせでうまく補ってやりたい。

基本情報

  • HP(ヒットダイス):d8
  • 得意セーヴ:DEX、CHA
  • 武器習熟:単純武器、ハンドクロスボウ、ショートソード、ロングソード、レイピア
  • 防具習熟:軽装鎧
  • 技能習熟:全技能から任意3種類
  • その他:楽器を1つ選択(楽器演奏能力
    • 楽器は音色が違う以外に性能差はない。

重要能力

STR近接武器を使わないなら8 or 10で構わない。
※STRは重量とジャンプ距離にも関わってくるので注意。
DEX重要AC、イニシアチブ、技能判定と色々関わってくるので14は欲しい。
DEXがあると遠距離武器(クロスボウ)を効果的に使えるのも〇。
CON重要なんだかんだでHPは重要なので最低でも12は欲しい。
INT初期値でも困らない。12にするのもあり。
技能判定にも影響するので8にするのは非推奨。
WIS初期値でも困らない。12にするのもあり。
技能判定にも影響するので8にするのは非推奨。
CHA最重要バード呪文に影響するので最低でも16必須。

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レベルアップ表

Lv追加能力声援
回数
声援
効果
声援
回復
1バードの声援、呪文発動3d6大休憩
2なんでも屋、休息の歌3d6大休憩
3《サブクラス選択》、習熟強化3d6大休憩
4【特技選択】3d6大休憩
5バードの声援強化、声援高速回復4d8小休憩
6《サブクラス特徴》、心を守る歌4d8小休憩
74d8小休憩
8【特技選択】4d8小休憩
94d8小休憩
10バードの声援強化、習熟強化、魔法の秘密4d10小休憩
114d10小休憩
12【特技選択】4d10小休憩

Lv1:バードの声援

味方を鼓舞し、次の攻撃ロール、技能判定、セーヴ判定にボーナスを与える。

声援の仕様解説

バードの声援は「通常のダイスロールを行い、判定に失敗した際に発動=消費される」つまり最初の判定に成功すれば声援付与はそのまま維持される。言い換えると「判定に失敗した際の保険」として機能する。この仕様のため声援はかなり長持ちするケースがある。
また判定に失敗した際に声援が発動し、声援ダイスを加えても再判定で失敗したら声援は消費される(再判定に成功しても失敗しても声援は消費される)。
例外としてファンブル時には声援付与は消費されない。

声援を受ける側はリアクションの設定で「どの項目に声援ダイスを適用するか」選択できる。初期状態では全項目(攻撃ロール、技能判定、セーヴ判定)に適用されているが、それぞれ個別にオン/オフが可能。

Lv1:呪文発動能力

CHA修正値を用いて呪文を発動する能力を得る。
詳細は【バード呪文】参照。

  • Lvアップ時に選択した呪文のみ呪文リストに登録される。
  • 呪文リストはLvアップ時に下位のものを1つ入替可能。

Lv2:なんでも屋

どのような技能判定でも成功しやすくなる。

Lv2:休息の歌

自身と周囲の仲間に小休憩と同じ効果を与える。

  • HPと一部の技能・呪文回数を回復する。
  • 実質「小休憩回数+1」と同じ効果。

Lv3:《サブクラス選択》

バードの楽派(サブクラス)を選択する。
《知の楽派、勇の楽派、剣の楽派》から1つ選択。
詳細は《バードの楽派》参照。

Lv3:習熟強化

習熟済みの技能を2個選び、習熟強化(専門化)する。
指定の技能への習熟ボーナスが2倍になる。

Lv4:【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv5:バードの声援強化

声援の使用回数と効果量が強化される。

回数:3 → 4
効果:d6 → d8

Lv5:声援高速回復

小休憩でバードの声援の回数が回復するようになる。

Lv6:《サブクラス特徴》

サブクラスに応じた特徴を得る。
《バードの楽派》参照。

Lv6:心を守る歌

範囲内の味方は恐怖と魅了へのセーヴに有利を得る。
このアクションでは声援チャージは消費しない

Lv8:【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv10:バードの声援強化

声援の使用回数と効果量が強化される。

回数:4 → 5
効果:d8 → d10

Lv10:習熟強化

習熟済みの技能を2個選び、習熟強化(専門化)する。
指定の技能への習熟ボーナスが2倍になる。

Lv10:魔法の秘密

バード呪文含め他クラスの呪文をリストの中から選び、2つ習得する。一覧はバードの呪文参照。
これらの呪文はバード呪文として扱われる(CHA修正値が影響する)。

  • すべてのクラスのLv5呪文まで習得可能。
    • ただし、すべての呪文を選べるわけではない。
    • リストに存在しない呪文もある。

Lv12:【特技選択】

【BG3】特技参照。

バード呪文の習得Lvと回数

習得する呪文はバードの呪文参照。

Lv初級数呪文数Lv1呪文
回数
Lv2呪文
回数
Lv3呪文
回数
Lv4呪文
回数
Lv5呪文
回数
Lv6呪文
回数
1242
2253
32642
43743
538432
639433
73104331
83114332
931243331
1041443332
11415433321
12415433321

マルチクラスの評価

バードはフルキャスタークラス(呪文クラス)なので基本的にメインで育てたほうが活躍しやすい
ただ低Lv帯でも有用な特徴が揃っているのでマルチの候補として使えなくはない。

まず前述のようにフルキャスターであるため、他呪文クラスとマルチしても呪文スロットが欠損しない(最大値の呪文スロットが確保できる)。例えば知バード5/嵐ソーサラー7のようなマルチクラスでLv6呪文スロット確保のような組み合わせが考えられる。パラディンとのマルチで知バード5/パラディン7(パラディンのサブクラスはお好みで)みたいな組み合わせもあり。

バードをマルチクラスする場合は最低でもLv5まで上げることをおすすめ
理由としてはLv5の声援高速回復(声援が小休憩でチャージされる)が非常に優秀であるため。Lv2の休息の歌(小休憩+1回)との相乗効果で使い勝手が非常によくなる。
Lv3の《バードの楽派》(サブクラス)と習熟強化も有用。

Lv6のサブクラス特徴やLv7の4呪文も欲しい?いやいや、それはもうバードメインになっちゃうので割愛です。

おすすめのビルド

ビルド名複雑さクラス役割
バードパラディン複雑パラディン2 / バード10攻撃・支援・回復・技能
弓ソードバード普通バード12攻撃・支援・技能
Wハンドクロスバード複雑バード8 / ファイター1 / ローグ3攻撃・支援・技能
バードロック複雑ウォーロック2 / バード10支援・技能