【BG3】ドルイド
傑作CRPG【Baldur’s Gate 3(バルダーズゲート3)】のクラスについて。
ここではドルイドについて解説。
特徴
「自然の化身(動物変身)」による近接戦闘能力と支援呪文中心のドルイド呪文を使いこなす中衛クラス。
最大の長所は動物(変身)状態では、独自の能力値が採用されるという点。例えば通常時にSTR10DEX10CON10であっても、変身すればその動物の固有の数値に置き換わるようになる(ドルイド呪文に適した後衛的な能力値振りにしても、動物状態で不利になることはない)。
Lvを上げることで(変身中限定であるが)攻撃回数も増加し、本職の前衛クラスほどではないがそれなりの特技「酒場流喧嘩殺法(変身時の攻撃を強化)」を取ればかなり強力な前衛戦力として活躍できるようになる。また動物状態でHPが0になっても、変身が解けるだけでそのまま人間状態での戦闘に移行できるので耐久力の面でかなり優れていると言える(ドルイドは盾と中装鎧が装備できるので人間状態でもそこまでひ弱というわけではなく、前線で急に変身が解けても即ピンチになるわけではない)。
またドルイドは他の術師クラス同様に最速で呪文を覚えていくフルキャスターなので呪文面での貢献も期待できる(前衛能力が高いがパラディンやレンジャーのようなハーフキャスターではない)。ドルイド呪文は回復支援に偏っており、若干クセが強い呪文が多いモノの使いこなせば非常に強力。
ただし、変身状態では呪文が使えなくなる制限があるので注意。
このように近接戦闘に適した変身能力と中衛の術師クラスとして振舞える通常形態を切り替えて戦えることがドルイドの強み。変身と呪文を同時に発動できないという欠点があるものの、場面ごとに使い分けることで高い継戦能力を得ることができる。ただし、1クラス内に大きく異なる2つの性質を持っているのであまり初心者向けとは言えない。使いこなせば強いのは間違いないが複雑な性質なのが悩ましい。
最大の欠点はお手軽な支援クラスのクレリックと役割が被ること。それぞれ特色が異なるの併用しても問題ないが『扱いやすさ』と言う点でどうしても見劣りしてしまう。もちろドルイドとクレリックの併用も成り立つが初心者には少しクセが強いかもしれない。
技能判定もそこまで得意ではないが、これはほとんどのクラス共通なので略。
初級呪文「導き」で味方の技能を強化できることが利点。
基本情報
- HP(ヒットダイス):d8
- 初期HP8+HP増加量5
- 得意セーヴ:INT、WIS
- 武器習熟:クラブ、ダガー、ジャベリン、メイス、クォータースタッフ、シミター、シックル、スピア、ショートソード、ロングソード、レイピア
- 防具習熟:軽装鎧、中装鎧、盾
- 技能習熟:以下から2種類
- 呪文学、自然、動物使い、看破、知覚、医術
重要能力
STR | 近接武器を使わないなら8 or 10で構わない。 ※STRは重量とジャンプ距離にも関わってくるので注意。 ※変身形態は固有の能力を持つ。 | |
DEX | 遠距離武器で戦う場合は14は欲しい。 遠距離武器を使わないケースでも色々な能力に関わるので12は欲しい。 | |
CON | 重要 | なんだかんだでHPは重要なので最低でも12は欲しい。 CON習熟は呪文集中にも関わっているので14あると安心。 |
INT | 初期値でも困らない。8まで下げるのもあり。 | |
WIS | 最重要 | ドルイド呪文に影響するので最低でも16必須。 |
CHA | 初期値でも困らない。8まで下げるのもあり。 |
– スポンサーリンク –
レベルアップ表
Lv | 追加能力 | 変身回数 |
---|---|---|
1 | 呪文発動 | 2 |
2 | 《サブクラス選択》、自然の化身 | 2 |
3 | – | 2 |
4 | 【特技選択】、自然の化身強化 | 2 |
5 | 自然の打撃 | 2 |
6 | 《サブクラス特徴》 | 2 |
7 | – | 2 |
8 | 【特技選択】、自然の化身強化 | 2 |
9 | – | 2 |
10 | 《サブクラス特徴》、自然の打撃強化 | 2 |
11 | – | 2 |
12 | 【特技選択】 | 2 |
Lv1:呪文発動能力
WIS修正値を用いて呪文を発動する能力を得る。
Lvアップ時にドルイド呪文をすべて習得するが、実際の発動には準備が必要。
準備できる呪文の数は「ドルイドLv+WIS修正値」。
詳細は【ドルイド呪文】参照。
Lv2:《サブクラス選択》
ドルイドの円環(サブクラス)を選択する。
《月の円環、土地の円環、胞子の円環》から1つ選択。
詳細は《ドルイドの円環》参照。
Lv2:自然の化身
動物形態に変身できるようになる。
それぞれの動物の詳細は自然の化身参照。
- ドルイドLvに応じて変身できる形態が増加。
- 変身中は呪文を使用できなくなる。
- HPが0になると人間形態に戻る。
- 任意にコマンドから変身を解除することも可能。
- Lv5とLv10で追加攻撃を獲得。
分類:アクション
効果:指定の動物に変身する
射程:自分自身
消費:●アクション、自然の化身チャージ
備考:自然の化身チャージ数は小休憩で回復する
Lv4:【特技選択】
【BG3】特技参照。
Lv4:自然の化身強化
変身時の能力が強化される。
詳細は自然の化身参照。
Lv5:自然の打撃
変身時の通常攻撃時に追加の攻撃が可能になる。
人間形態ではこの効果は発揮されない。
Lv6:《サブクラス特徴》
サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《ドルイドの円環》参照。
Lv8:【特技選択】
【BG3】特技参照。
Lv8:自然の化身強化
変身時の能力が強化される。
詳細は自然の化身参照。
Lv10:《サブクラス特徴》
サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《ドルイドの円環》参照。
Lv10:自然の打撃強化
変身時の通常攻撃時にさらに追加の攻撃が可能になる(3回攻撃になる)。
人間形態ではこの効果は発揮されない。
Lv12:【特技選択】
【BG3】特技参照。
ドルイド呪文の習得Lvと回数
習得する呪文はドルイドの呪文参照。
Lv | 初級呪文 | Lv1呪文 | Lv2呪文 | Lv3呪文 | Lv4呪文 | Lv5呪文 | Lv6呪文 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 2 | – | – | – | – | – |
2 | 2 | 3 | – | – | – | – | – |
3 | 2 | 4 | 2 | – | – | – | – |
4 | 3 | 4 | 3 | – | – | – | – |
5 | 3 | 4 | 3 | 2 | – | – | – |
6 | 3 | 4 | 3 | 3 | – | – | – |
7 | 3 | 4 | 3 | 3 | 1 | – | – |
8 | 3 | 4 | 3 | 3 | 2 | – | – |
9 | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 1 | – |
10 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 | – |
11 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 | 1 |
12 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 | 1 |
マルチクラスの評価
ドルイドはフルキャスタークラス(呪文クラス)なので基本的にメインで育てたほうが活躍しやすい。
また自然の化身もドルイドLvに応じて強化されていくので、マルチクラスとしての適性はかなり低い。基本的にドルイドがメイン(ドルイドLv7以上)として、他クラスをサブのマルチをするのが主流か。
例外として≪胞子の円環≫のみ低Lvマルチで使える特徴があるためマルチクラスに向く。
胞子~はLv2の時点で「シンビアントの存在(自然の化身消費で一時的HP付与&武器攻撃に死霊ダメ追加)」「胞子の後光(リアクションで死霊ダメ攻撃)」と武器攻撃役向けの特徴を覚えるので、これ目当てにマルチをするのはあり。特に手数が多くなるクラスと相性が良い。例えば開手モンク10/胞子ドル2のようにすると攻撃毎に1d6死霊ダメージが追加されかなりの底上げができる。
おすすめのビルド
ビルド名 | 複雑さ | クラス | 役割 |
---|---|---|---|
胞子ドルイド | 普通 | ファイター1 / ドルイド11 | 攻撃・支援 |