【BG3】パラディン
傑作CRPG【Baldur’s Gate 3(バルダーズゲート3)】のクラスについて。
ここではパラディンについて解説。
特徴
重装備と神への誓い(呪文や呪文的能力)で戦う前衛クラス。
誓い(サブクラス)によってある程度性能が変化するが、基本は武器メインで戦う近接タイプ。
特に「神聖なる一撃」を活かした対単体への攻撃が得意。
高い攻撃力・防御力とそこそこの回復・支援能力を兼ね揃えた万能型のクラス。「これ最強じゃね?」と思うかもしれないが、色々なことができるゆえ逆にリソース管理(呪文や特技の使用回数)が厳しくなっている。つまり、全力で戦うとすぐにガス欠になってしまう。この継戦能力に欠ける点が弱点。
また複数の能力値が要求されるため初心者だと少し育成で苦労するかもしれない。
技能面では大部分のクラスと同じで得意とは言えないが、パラディンは魅力(CHA)が重要視されているので会話系の技能(説得・威圧・ペテン)を活かしやすいという特徴がある。このゲームは会話系技能の利用機会が多いので、その点ではパラディンは技能に恵まれていると言える。
ちなみに誓いに反する行動を取ると「誓い破り化(特殊なサブクラス)」するので注意。
(このサブクラス自体が強いので、敢えて誓い破りをするのもあり。)
誓い破りの状態だとリスペックが行えなくなる。解除するにはキャンプに来る【誓い破りの騎士】に1000G~払う必要があるのでお財布への被害がでてしまう。
総合的に見ると非常に優れたクラスであるが、ロールプレイ要素(誓い関係)をどう捉えるかで評価が分かれる。誓いに殉じるプレイを楽しんでもいいし、適時その場のノリで誓い破りをしてしまってもよい。あなたのRP次第。
基本情報
- HP(ヒットダイス):d10
- 初期HP10+HP増加量6
- 得意セーヴ:WIS、CHA
- 武器習熟:単純武器、軍用武器
- 防具習熟:軽装鎧、中装鎧、重装鎧、盾
- 技能習熟:以下から2種類
- 運動、医学、宗教、看破、説得、脅迫
重要能力
STR | 最重要 | 近接武器で戦うクラスなので当然STRが最重要。 初期状態で必ず16以上確保したい。 |
DEX | 振って12まで。イニシアチブを気にしないなら10でも構わない。 | |
CON | 重要 | 最前線で戦うことになるのでHPは重要。 とりあえず14は確保したい。 |
INT | 初期値でも困らない。8まで下げるのもあり。 | |
WIS | 初期値でも困らない。8まで下げるのもあり。 | |
CHA | 重要 | 各種クラス特徴に影響するので重要。 最低でも14確保。16まで上げても損はない。 CONとCHAを調整する感じになる。 |
レベルアップ表
Lv1:聖邪感知
セレスチャル、フィーンド、アンデッドに強くなる。
分類:アクション
効果:2ターンの間、セレスチャル、フィーンド、アンデッドへの攻撃が有利になる
射程:自分自身
消費:▲ボーナスアクション
回数:小休憩毎に1回
Lv1:癒しの手
癒しの手チャージを使用して味方を回復する。
癒しの手チャージ数は大休憩で回復する。
癒しの手:下級治癒
対象のHPを少しだけ回復する。
分類:アクション
効果:対象のHPを(パラディンLv×2)だけ回復する
射程:近接(1.5m)
消費:●アクション、癒しの手1
備考:癒しの手回数は大休憩で回復する
癒しの手:上級治癒
対象のHPを回復する。
分類:アクション
効果:対象のHPを(パラディンLv×4)だけ回復する
射程:近接(1.5m)
消費:●アクション、癒しの手2
癒しの手:治癒
対象のすべての病気と毒を取り除く。
分類:アクション
効果:対象のすべての病気と毒を取り除く
射程:近接(1.5m)
消費:●アクション、癒しの手2
Lv1:《サブクラス選択》
誓い(サブクラス)を選択する。
《献身の誓い、古き者の誓い、復讐の誓い》から1つ選択。
詳細は《パラディンの誓い》参照。
- 「誓い破りし者」は誓いに反する行動をすることで変化する特殊サブクラス。
Lv1:誓いの伝導
誓い(サブクラス)に応じた特殊な能力を使用可能になる。
1回のみ使用可能で小回復毎に充填される。
詳細は《パラディンの誓い》参照。
Lv2:戦闘スタイル
戦闘スタイルを選択する。《防御・片手武器戦闘・両手武器戦闘・護衛》から1つ選択。
■防御 鎧を装備すると追加でAC+1。 ■片手武器戦闘 片手武器を装備し、もう片方の手に武器を装備していない場合、武器ダメージ+2。 (片手武器+盾装備でも効果は発動する。) ■両手武器戦闘 両手武器での攻撃時に、ダメージダイスが1か2を出した場合、 ダメージダイスを振りなおすことができるようになる。 ■護衛 盾を装備している状態で、自身の1.5m以内に味方がいる場合、 その味方が攻撃をされた際に、敵の攻撃ロールに不利を与える。
Lv2:呪文発動能力
CHA修正値を用いて呪文を発動する能力を得る。
Lvアップ時にパラディン呪文をすべて習得するが、実際の発動には準備が必要。
準備できる呪文の数は「パラディンLv+CHA修正値」。
詳細は【パラディン呪文】参照。
Lv2:神聖なる一撃
通常アクションと呪文スロットを使用して発動する強力な一撃。
クリティカル時にリアクションでの追加発動が可能。
攻撃がミスした場合は呪文スロットを消費しない。
分類:アクション
ダメージ:武器依存ダメージ+2d8光輝ダメージ
・Lv11で1d8強化されるのはこの部分のみ
効果:アンデッドとフィーンドにはさらに1d8光輝ダメージを追加
射程:武器依存
命中:攻撃ロール
消費:●アクション、■Lv1呪文スロット
UPキャスト:スロットLv毎に光輝ダメージ+1d8
Lv3:健全なる肉体
病気に対する完全耐性を得る。
分類:パッシブ
効果:病気に対する完全耐性を得る
Lv4:【特技選択】
【BG3】特技参照。
Lv5:追加攻撃
通常攻撃時に追加の攻撃が可能になる。
追加攻撃の特徴は累積しない。
Lv6:防護のオーラ
自身と周囲の味方のセーヴ判定を強化するオーラを展開する。
- オーラはリソース消費なしで発動できる。
- 複数のオーラを同時に展開できる。
- オーラの効果はパラディンが意識を失うと消失する。
分類:アクション
効果:セーヴ判定を強化するオーラを展開する(永続)
・セーヴ判定に【自身のCHA修正値】を加える
射程:自分中心半径3m
消費:●アクション
Lv7:《サブクラス特徴》
サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《パラディンの誓い》参照。
Lv8:【特技選択】
【BG3】特技参照。
Lv10:勇気のオーラ
自身と周囲の味方が恐怖にならなくなるオーラを展開する。
- オーラはリソース消費なしで発動できる。
- 複数のオーラを同時に展開できる。
- オーラの効果はパラディンが意識を失うと消失する。
分類:アクション
効果:恐怖を無効化するオーラを展開する(永続)
射程:自分中心半径3m
消費:●アクション
Lv11:神聖なる一撃強化
「神聖なる一撃」の光輝ダメージを+1d8増加する。
Lv12:【特技選択】
【BG3】特技参照。
パラディン呪文の習得Lvと回数
習得する呪文はパラディンの呪文参照。
Lv | Lv1呪文 | Lv2呪文 | Lv3呪文 |
---|---|---|---|
1 | – | – | – |
2 | 2 | – | – |
3 | 3 | – | – |
4 | 3 | – | – |
5 | 4 | 2 | – |
6 | 4 | 2 | – |
7 | 4 | 3 | – |
8 | 4 | 3 | – |
9 | 4 | 3 | 2 |
10 | 4 | 3 | 2 |
11 | 4 | 3 | 3 |
12 | 4 | 3 | 3 |
マルチクラスの評価
パラディンは近接職と呪文職の特徴を併せ持つハーフキャスターなので意外とマルチクラスの適正が高い。「装備習熟が優秀」「呪文スロット数が成長する」「戦闘スタイルが選べる」「神聖なる一撃を他クラスで運用できる」あたりが主な理由。
例えば呪文クラス(フルキャスター)とマルチクラスすることで、通常のパラディンの「呪文スロット数」よりも多い回数「神聖なる一撃」が使えるようになる。呪文クラス側から見ても「装備習熟」が補えると言う利点がある。
特に魅力依存の呪文職とのマルチクラスが有用。
代表的な物はバードパラディン(パラディン2/バード10)。これは「装備習熟が優秀」「呪文スロット数が成長する」「戦闘スタイルが選べる」「神聖なる一撃を他クラスで運用できる」の利点が全部乗ってくるので非常にシナジーが高い。
上記以外にもパラディン7/ソーサラー5みたいな組み合わせも有用。こちらはソーサラーの魔力点能力のおかげでより神聖なる一撃を柔軟に扱えるようになる。
おすすめのビルド
ビルド名 | 複雑さ | クラス | 役割 |
---|---|---|---|
剣盾パラディン | 普通 | パラディン12 | 攻撃・支援・回復 |
バードパラディン | 複雑 | パラディン2 / バード10 | 攻撃・支援・回復・技能 |
ウォーロックパラディン | 複雑 | パラディン7 / ウォーロック5 | 攻撃・支援・回復 |