【BG3】ローグ
傑作CRPG【Baldur’s Gate 3(バルダーズゲート3)】のクラスについて。
ここではローグについて解説。
特徴
技能面に特徴がある中衛クラス。
Lv1から4種類の技能習熟と2種類の技能習熟強化を習得できる。ローグはゲームで使用機会が多い「手先の早業・隠密・看破・知覚・ペテン・威圧・説得」を選べるため、技能面では非常に恵まれていると言える。(ローグとバードの2クラスが技能職の双璧。)
ローグかバードのどちらかがパーティーにいると探索が非常に楽になるので、初心者はどちらか片方は編成しておきたい。オリジンのアスタリオンがローグなので彼に任せるのもあり。
攻撃面では急所攻撃が強力。急所攻撃は「攻撃ロール有利」で発動するので、クリティカル発生にもつながりやすい(急所攻撃自体がダメージダイスを振るのでクリティカル=ダイス2倍と相性が良い)。
ただし、追加攻撃を覚えないので「如何にして急所攻撃を発動させるか」が重要になる。そのためには立ち回りやパーティーとの連携が必要。その点では少し煩雑に感じるかもしれない。
(個人的な意見だが)シングルでLv12まで上げる価値はあまりなく、Lv7までに他クラスとマルチしたほうがより活躍できるだろう。追加攻撃を覚える前衛クラスとマルチするのがメジャーか。詳細は後述。
基本情報
- HP(ヒットダイス):d8
- 初期HP8+HP増加量5
- 得意セーヴ:DEX、INT
- 武器習熟:単純武器、ハンド・クロスボウ、ロングソード、レイピア、ショートソード
- 防具習熟:軽装鎧
- 技能習熟:以下から4種類
- 運動、軽業、手先の早業、隠密、捜査、看破、知覚、ペテン、威圧、芸能、説得
重要能力
ローグは近接武器で戦う場合も『妙技武器』を使うのでSTRは不要。
(妙技武器はSTRの代わりにDEXを判定に用いることができる武器。)
DEX武器(妙技武器と遠隔武器)しか急所攻撃が発動しないので注意。
STR | 初期値でも困らない。8まで下げるのもあり。 | |
DEX | 最重要 | 攻撃と防御の両面に関わってくるので非常に重要。 初期状態で必ず16以上確保したい。 |
CON | 重要 | 二列目の攻撃役なのでそれなりにHPは重要。 とりあえず14あれば十分。12でもOK。 |
INT | 初期値でも困らない。8まで下げるのもあり。 | |
WIS | 初期値でも困らない。 関連技能が多いので10は維持したい。 | |
CHA | 初期値でも困らない。 関連技能が多いので10は維持したい。 |
レベルアップ表
Lv1:急所攻撃
攻撃ロールに有利を得ている状態で敵に攻撃がヒットした場合、追加ダメージを与える。
もしくは対象の敵の1.5m以内に味方がいて、自身が不利でない場合の攻撃でも発動する。
(味方と一緒に敵を挟撃しているようなシチュエーション。)
この攻撃は「妙技」特性を持つ武器または遠隔武器を使用しなければならない。
使用アクションは発動する武器に依存。
(利き手攻撃なら通常アクション、二刀流オフハンド攻撃ならボーナスアクション。)
また条件を満たしていれば通常攻撃後のリアクションからの発動も狙える。
分類:アクション
ダメージ:武器依存+追加ダメージ
・クラスLvに応じて追加ダメージが最大6d6まで成長する
射程:武器依存
命中:攻撃ロール
消費:武器依存
回数:ターン毎に1回
急所攻撃の追加ダメージの成長
Lv1:追加ダメージ+1d6 Lv3:追加ダメージ+2d6 Lv5:追加ダメージ+3d6 Lv7:追加ダメージ+4d6 Lv9:追加ダメージ+5d6 Lv11:追加ダメージ+6d6
Lv1:習熟強化
習熟済みの技能を2個選び、習熟強化(専門化)する。
指定の技能への習熟ボーナスが2倍になる。
Lv2:巧妙なアクション
ボーナスアクションで、早足・離脱・隠密が発動できるようになる。
- 通常アクションで使う能力をボーナスアクションで使えるようになる。
■巧妙なアクション: 早足 1ターンの間、移動速度を2倍にする。 ■巧妙なアクション: 離脱 1ターンの間、敵の機会攻撃を誘発せずに移動できるようになる。 ■巧妙なアクション: 隠れ身 隠密状態になる。
Lv3:《サブクラス選択》
ローグの類型(サブクラス)を選択する。
《シーフ、アサシン、アーケイン・トリックスター》から1つ選択。
詳細は《ローグの類型》参照。
Lv4:【特技選択】
【BG3】特技参照。
Lv5:直感回避
リアクションで発動。
対象の攻撃によるダメージを半分にすることができる。
- アタックロールで判定がある攻撃/呪文にのみ有効。
- ダメージがあってもセーヴ判定の攻撃では利用できない。
分類:アクション
効果:敵からの攻撃で受けるダメージを半分にする
射程:自分自身
消費:◆リアクション
回数:ターン毎に1回
Lv6:習熟強化
習熟済みの技能を2個選び、習熟強化(専門化)する。
指定の技能への習熟ボーナスが2倍になる。
Lv7:身かわし
DEXセーヴが要求される呪文や特殊攻撃に強くなる。
分類:パッシブ
効果:DEXセーヴでダメージを半減できる呪文や特殊攻撃を受けた際に、
DEXセーヴを成功させるとダメージ半減ではなく、ダメージを無効化する。
そしてDEXセーヴに失敗したとしてもダメージが半減されるようになる。
Lv8:【特技選択】
【BG3】特技参照。
Lv9:《サブクラス特徴》
サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《ローグの類型》参照。
Lv10:【特技選択】
【BG3】特技参照。
- Lv10で特技が習得できるのはローグのみ。
Lv11:確かな技術
習熟技能の判定で、ダイス9以下の目は10として扱うようになる。
分類:パッシブ
効果:習熟している技能の判定の際、ダイス9以下の目は10として扱うようになる
Lv12:【特技選択】
【BG3】特技参照。
マルチクラスの評価
前述のようにローグはシングルで育てる旨味が少ない。唯一Lv11の確かな技術(ダイス10以上確定)は習得する価値がある特徴であるが、Lv11までゲームが進んでいれば呪文や装備でダイス目は大幅に補強できてしまうので恩恵を受けずらい。
急所攻撃の追加ダメージに関しても、ローグシングルで育てるよりも近接クラスとマルチして追加攻撃を覚えたほうがダメージ期待値が高くなるので微妙。
逆にシーフLv3(ボーナスアクション+1)やアサシンLv5-7(直感回避、身交わし、習熟強化)のように強い特徴を取ったらマルチクラス化、とするのが一般的。
おすすめのビルド
ビルド名 | 複雑さ | クラス | 役割 |
---|---|---|---|
投擲ババ | 普通 | バーバリアン8 / ローグ4 | 攻撃・技能 |
STR開手門モンク | 普通 | モンク8 / ローグ4 | 攻撃・技能 |
ストーカー・アサシン | 普通 | ローグ7 / レンジャー5 | 攻撃・技能 |
Wハンドクロスバード | 複雑 | バード8 / ファイター1 / ローグ3 | 攻撃・支援・技能 |