【BG3】ウォーロック

2023年8月24日2024年7月12日

傑作CRPG【Baldur’s Gate 3（バルダーズゲート3）】のクラスについて。
ここではウォーロックについて解説。

特徴

武器と呪文で戦う魔法戦士型の中衛クラス。どちらかというと呪文要素強め。

ウォーロックは術師系クラスとしてはもっともクセが強い。
まず第1に「習得できる呪文数が少ない」。Lv12の時点でクラス依存の呪文は11個だけ。このためプレイヤーが呪文の善し悪しを理解していないとまったく使えないクラスになってしまう（微妙な呪文ばかり習得した場合）。
第2に「呪文スロット＝呪文使用回数が少ない」。最大でも3回。他の術師クラスの半分以下。

ここまでだとヤベークラスに思えるがちゃんと利点もある。
ウォーロックの呪文スロットは小休憩でも回復する（他のクラスは大休憩で回復）。なので、1日に使える実質の呪文数は9回で通常の術師クラスの半分程度にはなる（通常の術師クラスは最大16回＋呪文スロット回復能力分だけ発動可能）。
また呪文スロットは常に最大Lvのものが適用されるため、強力な呪文を連発しやすい（ここらへんの仕様はウォーロック呪文参照）。例えばクラスLv5のウォーロックとソーサラーが居た場合、ウォーロックはLv3呪文を1日6回（スロット2×休憩3）使えるのに対し、ソーサラーはLv3呪文は1日3回（スロット1＋魔力点回復利用2）しか使えない。つまりその時点で最高Lvの呪文なら、ウォーロックのほうが回数的に有利になる。
と、意外と悪くない術師性能を持っている。

「術師性能は悪くないなら武器攻撃はどうなの？」と言うと、武器攻撃（近接攻撃）能力はかなり低い。
まず武器習熟が単純武器しかなく、追加攻撃も習得しないので非常に弱い。ある意味で魔法戦士らしい中途半端な性能をしている。Lv3の契約の恩恵で剣の契約を選べば追加攻撃は補強できるがシングルクラスでは微妙な感じになってしまう。
前衛に出して武器攻撃でも活躍させたいならマルチクラスはほぼ必須。

と術師性能も武器攻撃能力もとてもクセがあるクラスなのであまり初心者に優しくない。

技能面では大部分のクラスと同じで得意とは言えないが、ウォーロックは魅力（CHA）が重要視されているので会話系の技能（威圧・ペテン）を活かしやすいという特徴がある。説得が習熟できないため万全ではないが、会話に強いクラスであることに違いはない。

（個人的な意見だが）シングルでLv12まで上げる価値はあまりなく、Lv2,3,5のタイミングで他クラスとマルチしたほうが活躍しやすいだろう。

基本情報

• HP（ヒットダイス）：d8
  • 初期HP8+HP増加量5
• 得意セーヴ：WIS、CHA
• 武器習熟：単純武器
• 防具習熟：軽装鎧
• 技能習熟：以下から2種類
  • 神秘学、歴史、捜査、自然、宗教、ペテン、威圧

重要能力

レベルアップ表

Lv1：契約による魔術（呪文発動能力）

CHA修正値を用いて呪文を発動する能力を得る。
通常の呪文発動と仕様が若干異なる。詳細はウォーロック呪文参照。

• Lvアップ時に選択した呪文のみ呪文リストに登録される。
• 呪文リストはLvアップ時に下位のものを1つ入替可能。

Lv1：《サブクラス選択》

この世ならぬ契約相手（サブクラス）を選択する。
《アーチフェイ、フィーンド、グレート・オールド・ワン》から1つ選択。

詳細は《この世ならぬ契約相手》参照。

Lv2：妖術

以下から２つの妖術を習得する。

■苦悶の怪光線（Lv2）
初級呪文「怪光線」のダメージに魅力修正値を追加。
■影の鎧（Lv2）
Lv1呪文「魔術師の鎧」を自分自身に対し、呪文スロットの消費なしで発動できる。
■獣の言葉（Lv2）
Lv1呪文「動物との会話」を呪文スロットの消費なしで発動できる。
■欺きの影響力（Lv2）
「ペテン」「説得」の技能習熟を得る。
■悪魔の視力（Lv2）
24mの暗視能力を得る。
この能力は魔法の暗闇も見通すことができる。
■フィーンドの活力（Lv2）
Lv1呪文「偽りの生命」を自分自身に対し、呪文スロットの消費なしで発動できる。
■多面の仮面（Lv2）
Lv1呪文「変装」を自分自身に対し、呪文スロットの消費なしで発動できる。
■影なる者（Lv2）
薄暗い場所か暗闇の中にいる時、通常アクションで透明状態になる。
この状態は移動、攻撃、呪文発動、被弾をすると解除される。
■拒絶の怪光線（Lv2）
初級呪文「怪光線」に4.5mのノックバック効果を追加。
この能力はトグルでon/offができる。
■運盗む五ツ星（Lv2）
呪文スロットを消費してLv1呪文「破滅の予感」を発動できる。
この能力は大休憩で回復する。

Lv3：契約の恩恵

以下から契約を1つ選択する。

• サブクラスとは無関係で選択可能。

■鎖の契約
Lv1呪文「使い魔獲得」呪文を習得する。
ウォーロックはインプとクアジットを呼び出すことができる。

■剣の契約
契約を結んだ武器種（好みで1種指定）の武器を召喚する。
もしくは既存の武器と契約を結ぶ。
契約武器は魔法武器として扱われる。
これらの武器は武器落としを無効化し、投擲しても自動で手元に戻ってくる。
また契約武器は【使用者の魔法能力＝CHA】の修正値を用いるようになる。

■書の契約
初級呪文「導き」「悪意ある罵り」「イバラの鞭」を習得。

Lv4：【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv5：深化した契約　Deepened Pact

Lv3の「契約の恩恵」に応じた特徴を得る。

■鎖の契約
使い魔が追加攻撃を得る。

■剣の契約
ウォーロック本人が契約武器使用時に追加攻撃を得る。
バグ？：他クラスの追加攻撃と累積する。
■書の契約
Lv3呪文「死体操り」「加速」「招雷」を習得。
これらの呪文は大休憩毎に1回詠唱可能。

Lv5：妖術

以下から1つの妖術を追加で習得する。

• 低Lv時に登場した候補も選択可能。
  • 数が多いので追加分のみ記載。

■凶兆の印（Lv5）
呪文スロットを消費してLv3呪文「呪詛」を発動できる。
■精神の沼地（Lv5）
呪文スロットを消費してLv3呪文「減速」を発動できる。

Lv6：《サブクラス特徴》

サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《この世ならぬ契約相手》参照。

Lv7：妖術

以下から1つの妖術を追加で習得する。

• 低Lv時に登場した候補も選択可能。
  • 数が多いので追加分のみ記載。

■古代の秘密の書（Lv7）
以下のLv1呪文をスロット消費なしで発動できる。
「不調化光線」「万色弾」「静寂」
この能力は大休憩で回復する。
■恐るべき言葉（Lv7）
呪文スロットを消費してLv4呪文「精神混乱」を発動できる。
■肉体変容（Lv7）
呪文スロットを消費してLv4呪文「姿変え」を発動できる。

Lv8：【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv9：妖術

以下から1つの妖術を追加で習得する。

• 低Lv時に登場した候補も選択可能。
  • 数が多いので追加分のみ記載。

■混沌のしもべ（Lv9）
呪文スロットを消費してLv5呪文「エレメンタル召喚」を発動できる。
これらの呪文は大休憩毎に1回詠唱可能。
■怪跳躍（Lv9）
Lv1呪文「強化跳躍」をスロット消費なしで発動できる。
回数制限なしで使用可能。
■墓のささやき（Lv9）
Lv1呪文「死者との会話」をスロット消費なしで発動できる。
回数制限なしで使用可能。

Lv10：《サブクラス特徴》

サブクラスに応じた特徴を得る。
詳細は《この世ならぬ契約相手》参照。

Lv11：秘奥義

ウォーロック呪文リストからLv6呪文を1つ選んで習得する。
この呪文は大休憩毎に1回だけスロットを消費せずに発動できる。

Lv12：【特技選択】

【BG3】特技参照。

Lv12：妖術

以下から1つの妖術を追加で習得する。

• 低Lv時に登場した候補も選択可能。
  • 数が多いので追加分のみ記載。

■命取りの剣（Lv12）
近接攻撃に【CHA修正値】と同等の死霊ダメージを追加する。

ウォーロック呪文の習得Lvと回数

ウォーロック呪文は「契約による魔術」という少し変わった呪文発動能力になっている。
呪文スロットのLvが最大値固定でスロット数＝使用回数も少ないので、呪文の汎用性が少し低下する。
（低Lv呪文を数多く使う、みたいなことができない。）
使用回数は少ないものの、小休憩で補充されるので回数的なデメリットはそれほどでもない。
逆に高Lv呪文に関しては小休憩で補充されるため、他クラスも多く唱えることができる。

• 魔法能力値は【CHA：魅力】
• 呪文の準備は不要。
• 呪文スロットは1つのLvしか存在しない。
  • 常に最大Lvの呪文スロットしか存在しない。
• そのため呪文使用回数が少ない。
  • 代わりに小休憩でもスロットが回復する。

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